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シュートチャンスを作り出す7つの第2ポストプレー戦術とは!?【ダイヤモンドオフェンス】

Text:坂本圭

ポスト5つのプレーオプション

ハーフスペースでポストに入る選手にはつのプレーオプションがある。ポストの選手をマークする相手CBのポストプレーに対するリアクション(マークする位置)によって、ポストの選手が瞬時にプレーを選択する。

1 壁パス
2 ポストのターン
3 パラレラの動き
4 ダブル壁パス
5 3人目の動き

第2ポストプレー

第2ポストプレーは、CFとボール保持者3人目の動きをする選手がプレーをすることだ。ボール保持者であるWGは、第1ポストのOMFとの壁パス、もしくはポストプレーフェイクの後、シュートをするスペースが前方にない場合に、CFとプレーをする。第2ポストのCFにも「5ストつのポプレーオプション」を使う。

WGは、OMFとの壁パスの後、内側へコンドゥクシオンし、CFとポストプレーをする。CFはWGへパスを戻すか、もしくは3人目の動きで相手CBの背後を取るOMFへパス。

●壁パスか、3人目の動き
第1ポストのスプリット1のようにWGはCFへパス。CFはWGと壁パス、もしくは相手の背後のスペースへ移動するOMF(3人目の動き)へパス。相手のリアクションによって、CFはプレーを選択する。


●ポストのターン
相手CBがポストに密着して背後からマークをする場合は、ボールを受けたらターンをして、パスやシュートを狙う。


CFをマークしている相手CBが、WGからCFへのパスをインターセプトしようと前に出るそぶりを見せたら、CFはオフサイドにならないように注意し、相手CBがボールウォッチャーになった瞬間、相手の背後からパラレラの動きでボールを受けてシュート。


●第1ポストプレーフェイク後のパラレラの動き
OMFを相手CBがマーク。WGは、内側へコンドゥクシオン、CFは相手CBの背後からパラレラの動きでパスを受ける。


●ダブル壁パス
WGはOMFとの壁パスの後、内側へコンドゥクシオンをしてCFと壁パス。CFをマークしていた相手CBがWGへプレッシャーをかけたので、CFがフリーになりWGはCFへパス。


●第2ポストプレーフェイク
ボールを内側のスペースへ運ぶWGは、相手CBの背後へ移動するポストのCFにはパスをせず、コンドゥクシオンを継続する。次は第3ポストの左WGとプレーをする。もしくはWGの前方にスペースがあればシュートを狙う


前方にWGがシュートをするスペースがない場合、逆サイドの左WGとプレーする。左WGはペナルティ角から横に移動し、ボール保持者(WG)とプレーする。


『ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識 ポジショナルプレー実践法』著/坂本圭

『ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識 ポジショナルプレー実践法』
著者:坂本圭

日本ではまだ珍しいサッカー攻撃の概念・ポジショナルプレーを取り入れた戦術書!!スペインのプロチームでコーチライセンスを獲得した著者が、サッカーを勉強したい学生や指導者、日本式ではなく世界のトップシーンで導入されている新しいサッカーの攻撃方法を実践したいと思っている方々のために、ポジショナルプレーを実践するための方法としてダイヤモンドオフェンスを伝授します。

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