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メジャーデビュー戦で本塁打。少年時代から打撃評価も高かったエースとは?【あのプロ野球選手の少年時代】

Text:編著/花田 雪

今季からツインズに加入した前田健太

 小学生時代、大阪府の岸和田イーグレッツでプレーしていた前田健太少年は、投手としてよりもむしろ打者としての評価の方が高かったという。

「長距離砲というわけではなかったけど、外野の間を抜く打球を連発する中距離打者。バットコントロールも良くて、いわゆる『穴のない打者』でした」

 小学校6年生時の打撃記録がチームに残っているが、その数字は以下の通り。

 291打数126安打(本塁打18本、三塁打18本、二塁打24本)、打率.433、116打点、70盗塁

 軟式少年野球とはいえ、驚異的な数字だ。

 PL学園時代も4番を打ったその打撃技術は、小学生当時から発揮されていたのだ。岸和田イーグレッツで、現在は監督を務める今津孝介さんも「投手としてはもちろん、メジャーデビュー戦で本塁打を打った瞬間が一番うれしかった」と語る。打っても投げても一流――。前田健太は、そんなスーパー小学生だった。


前列左から二人目が前田健太

【書誌情報】
『あのプロ野球選手の少年時代』
刊行:宝島社

 プロ野球選手は一体、どんな少年時代を過ごしてきたのか――?
 本書は、侍JAPANに名を連ねる日本を代表する選手たちの少年時代を、小・中学校の指導者や本人から取材した記録集です。
(まえがきより一部抜粋)

 本書では、秋山翔吾、前田健太、柳田悠岐、菅野智之、山﨑康晃、鈴木誠也という6人のメジャーリーガー、プロ野球選手の少年時代を知る指導者に話を聞き、それを一冊にまとめている。
 また嬉しいことに秋山翔吾、柳田悠岐、山﨑康晃といった選手本人からも、当時のエピソードを聞くことができた。

 些細な思いつきからはじまったこの企画が一冊の本にまとまり、世に出るのはなんとも不思議な気持ちだ。
 誰もが憧れるスーパースターにも、ひとしく『少年時代』がある。彼らがどんな子ども時代を過ごし、どんな成長曲線を描いてきたのか。
 本書を通して、その『知られざる時代』を少しでも伝えることができれば幸いだ。

【本書掲載の選手】
秋山翔吾
(大津スネークス/湘南武山フェニックス→横浜金沢リトルシニア→横浜創学館高校→八戸大学→埼玉西武ライオンズ→シンシナティ・レッズ)

前田健太
(岸和田イーグレッツ→忠岡ボーイズ→PL学園高校→広島東洋カープ→ロサンゼルス・ドジャース→ミネソタ・ツインズ)

柳田悠岐
(西風五月が丘少年野球クラブ→八幡少年野球クラブシニア→広島商業高校→広島経済大学→福岡ソフトバンクホークス)

菅野智之
(東林ファルコンズ→相模原市立新町中学校→東海大相模高校→東海大学→読売ジャイアンツ)

山﨑康晃
(西日暮里グライティーズ→荒川区立尾久八幡中学校→帝京高校→亜細亜大学→横浜DeNAベイスターズ)

鈴木誠也
(荒川リトルシニア→二松學舍大学附属→広島東洋カープ)