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プリンシパルS勝ちを経て、伝説にまで昇華した悲劇の逃げ馬とは?

Text:あもあもだいち

1997年の勝ち馬サイレンススズカ

5月9日に重賞ではないが、今年最後の日本ダービートライアルレース「プリンシパルステークス」が開催される。

このプリンシパルステークス、日本ダービーまで中2週しかない。そのため1996年の創設以来、優先出走権を獲得してダービーを勝った馬は、未だ誕生していないレースなのだ。

なぜダービー馬を輩出できないのか。日程が厳しいのは間違いないのだが、同じ週にGⅠのNHKマイルカップとGⅡの京都新聞杯が行われるのも、一因であろう。

有力馬達が、賞金の高いレースを選択してくるため、現段階でダービーを勝てるほどの実力馬が、あまり出走してこないと思われるのだ。
(NHKマイルカップ⇒1着賞金1億500万円、京都新聞杯⇒1着賞金5400万円、プリンシパルステークス⇒1着賞金2000万円)

現に、NHKマイルカップからは2004年キングカメハメハ、2008年ディープスカイ。京都新聞杯からは2013年キズナが、それぞれレースを勝って、日本ダービーを勝っている。

しかし、出世馬がいないかと言えば、そうではない。かなりの大物を輩出しているのだ。
そこで、プリンシパルステークスを勝った名馬を紹介しておこう。

1996年ダンスインザダーク
秋にGⅠ菊花賞を制覇。その後、屈腱炎で引退。種牡馬としてGⅠ馬を4頭輩出。(ツルマルボーイ、ザッツザプレンティ、デルタブルース、スリーロールス)

1997年サイレンススズカ
GⅠは宝塚記念を制覇。天皇賞(秋)で故障し、安楽死処置が取られた、悲劇の逃げ馬。

2010年ルーラーシップ
国内GⅠは獲れなかったが、香港でGⅠクイーンエリザベス2世カップを制覇。
種牡馬としても、GⅠ菊花賞馬のキセキを輩出している。

今年こそ勝馬から、日本ダービーを制する馬が現れるのか!?
発走は、5月9日 東京競馬場 11レース 15時45分発走予定。


共同通信杯ではハナ差2着のビターエンダー。得意の東京で飛躍できるか。