かつては中山開催だったクイーンS
ばんえい競馬、盛岡競馬場、浦和競馬場と次々に入場制限があるとは言え、有観客とする競馬場が増えてきた中、JRAも新潟競馬場で有観客(ネット予約限定の新潟在住者のみ)となることが決定した。
今週は、まだまだ無観客が続く札幌競馬場で、クイーンステークスが行われる。以前は中山競馬場で行われていたこのレース。札幌競馬場へ変更になって20年。
中山開催時代の最後の数年は、3歳限定の秋華賞のトライアル競争として行われていた。札幌開催となって以降は3歳以上の牝馬戦となり、大きくレースの性格が変わっている。
今回は3歳時にクイーンSを勝って、後にGⅠ馬になった名牝を紹介しよう。
2011年勝ち馬「アヴェンチュラ」
2歳時のデビュー戦を鮮やかに勝ち、続く重賞初挑戦の札幌2歳Sでは2着となる。
その後、2歳牝馬女王を決める阪神JFに出走し4着。その後、骨折が判明し休養に入る。
翌年7月にようやく復帰。その初戦を3馬身差と圧勝する。続くクイーンSを勝ち初重賞制覇とし、秋の秋華賞へ直行することに。
秋華賞では、後のGⅠ馬ホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル)を抑え、初GⅠ制覇。続く古馬とのGⅠエリザベス女王杯でも2着と善戦。
しかし、ここで骨折が判明し再度の休養。復帰に向けて進めていたものの、再度の骨折が判明し引退となる。現在は繁殖牝馬となり、次世代のGⅠ馬を輩出すべく子育てに頑張っている。
さあ今年は、無観客でのクイーンSを勝つのはどの馬か⁉
発走は、8月2日 札幌競馬場 11レース 15時35分予定。
公開日:2020.08.01