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紫苑S勝ちから重賞3勝を挙げたオースミコスモ

Text:あもあもだいち

GⅢ格付け後はレベルが向上した紫苑ステークス

 9月に入り、秋競馬の始まりを告げる中山競馬場での開催が始まる今週。牝馬クラシック最後の1冠、「秋華賞」に向けてのトライアル競争「紫苑ステークス」が開催される。

 創設当初の2000年から2015年は、オープン競争で2着までしか秋華賞の優先出走権はなかったが、2016年からGⅢへ格付け。そこからは3着まで優先出走権が与えられるようになった。

 今年もオークス3着のウインマイティーを軸に、牡馬との対決だった京成杯で2着のスカイグルーヴ、馬券圏内を外したことのないシーズンズギフトなどが、重賞勝ちを狙っている。

 GⅢへ格付けされる前は、オープン競走だったため、今ほどレベルは高くなかった。そのため紫苑ステークスを勝って、その後に大きなレースを勝った馬は少ない。

 しかし、その中でもオープン競争時代に紫苑ステークスを勝って、その後重賞戦線を賑わした名牝を紹介しよう。

2002年勝馬「オースミコスモ」

 現表記2歳でデビューし、2連勝を飾り、3戦目の初GⅠ競走阪神JFに出走し3着と好走する。 3歳になりオークストライアルのスイートピーSを勝ち、オークスへ出走するも14着と大敗。秋に秋華賞トライアル紫苑ステークスに勝利し、秋華賞へ出走するも、7着とまたも掲示板外(5着以下)となる。

 しかし12月に開催された阪神牝馬Sでは、2着に入る。その後6戦、年を跨いで勝ちきれないでいたが、4歳時の夏、新潟競馬場で行われた関屋記念(GⅢ)を勝ち、初重賞制覇とする。

 その後は、翌5歳時に中山牝馬S(GⅢ)、福島牝馬S(GⅢ)と重賞連勝する活躍を見せるも、それを最後に13戦勝つどころか、3着以内に入ることもなく引退。現在は繁殖牝馬として繋養されている。

 オープン競走時代の勝馬は、重賞を勝てる馬が少ないが、GⅢ格付け後は、ディアドラ、ノームコアなどGⅠ馬を輩出する競走へと変わった紫苑ステークス。

 今年の勝馬から、今後のスターホースは生まれるのか⁉ 発走は、9月12日 中山競馬場 11レース 15時45分予定。