ヴィクトリアマイルの勝馬も苦戦
5月のヴィクトリアマイルで、最多タイとなる芝GⅠ7勝を挙げたアーモンドアイ。
そのアーモンドアイが、安田記念(GⅠ)に登場する。
舞台は、ヴィクトリアマイルと同じ東京芝1600m。芝GⅠの新記録達成の期待が否が応でも高まる。
しかし、アーモンドアイにとって、不吉なデータがある。
まず、桜花賞馬が安田記念を勝ったのは、半世紀以上前のスウヰイスー(読み:スウイスー)まで遡る。
スウヰイスーは、1952年の桜花賞を制覇し、1952年、53年の安田記念を勝った名牝。
そこから昨年まで、桜花賞馬の挑戦が無かった訳でもない。
近10年で言えば、延べ5頭が出走し、最高位は昨年アーモンドアイ自身が記録した3着。
桜花賞馬にとって、安田記念は厳しいレースと言えるだろう。
そして、もう一つ気になるデータがある。
アーモンドアイが勝った、ヴィクトリアマイルだ。
このヴィクトリアマイル勝馬が、安田記念を制したのは、2009年のウオッカ1頭のみ。
やはり、牝馬限定と牡馬混合では、レースの質と圧が変わるため、牡馬とやり合える牝馬でなければ、太刀打ち出来ないと言うことだろう。
その点で言えば、アーモンドアイは牡馬と対等。いや、それ以上の内容でレースをしている馬。
追い風となるデータともいえる。
ちなみに、アーモンドアイとは関係ないが、安田記念に関してのデータがもう一つある。
それは、NHKマイル馬は安田記念を制したことがないと言うデータ。
果たしてアーモンドアイは、57年ぶりの桜花賞馬による安田記念制覇となるのか?
新記録の芝GⅠ8勝目を挙げることが出来るのか?
発走は、6月7日 東京11レース 15時40分予定。
公開日:2020.06.06