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心肺機能を上げて血圧を下げる!血圧の専門家が教える降圧ストレッチがすごいワケ【1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法】

Text:加藤雅俊

フィジカル高血圧は降圧体操で下げられる

高血圧の主な原因は、筋肉や血管の硬化が招く血流悪化と、心肺機能の衰えによる血液中の酸素不足です。こうした状況を改善するには、ストレッチなどの運動で、筋肉や血管の柔軟性を取り戻して血流をよくし、肺を若返らせ酸素を全身に行き渡らせるようにしましょう。

「加藤式降圧ストレッチ」は、もともと声楽家の方たちが実践していたストレッチに、降圧の視点からアレンジを加えたもの。胸郭を広がりやすくすることで肺の動きをよくし、心肺機能を上げるのが目的です。胸郭とは俗に「あばら骨」と言われる肋骨、さらに胸骨と胸椎に囲まれた空間で、その中に肺や心臓などの臓器がおさまっています。肺は自分で膨らむことができないため、まわりの胸郭や横隔膜(呼吸筋)の動きに助けられて伸び縮みしているのです。

ストレッチによって肺が広がり、動きがよくなれば、一度の呼吸でより多くの酸素が取り込めるようになります。すると血液中の酸素も豊かになり、心臓から脳や全身に十分な酸素が届けられるわけです。酸素の供給が満たされれば、心臓が心拍数を上げて血中の酸素不足を補う必要もなく、おのずと血圧も下がり安定していきます。

ただし、このストレッチは肺に取り込む酸素量を増やして心肺機能を改善するもの。心臓を強化して心肺機能を上げるには運動をプラスして行ってください。

出典:『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』

【書誌情報】
『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
監修:加藤 雅俊

いまや現代病とも言われ、高血圧患者はおよそ4300万人いるとも言われています。血圧は健康診断などで指摘されても、すぐに病気になったり状が現れるわけではないため、放置したり、降圧剤を飲んで数値を改善している人も多いのではないでしょうか。降圧剤に関しては数値が下がっても飲まないと元に戻ってしまったり、予防としても一生涯飲み続けることになる場合が多く、医療費がかかったり、通院にはそれなりの時間もかかります。そんな高血圧に悩む人たちに向けて、本書では血圧本で数々のベストセラーを出している著者による、“薬いらず”“減塩なし”で、誰でも簡単にできる血圧がみるみる下がっていく“最強1週間プログラム”を紹介します。血圧が高くなる原因には『身体』と『心』の二つがあるため、まずは自分の血圧はどちらが原因で高くなっているのか簡易チェック!その上で、肺から血圧にアプローチする『胸郭ストレッチ』、押すだけで10以上下がる『降圧ツボ』、心も体も整う『加藤式呼吸法』など、時間もかからず誰でも即できるのに、驚くほど効果がある方法を毎日取り入れやすい1週間プログラムにして紹介します。さらに一回下がっても元に戻らないために、しっかり正常な血圧を維持していくプログラムも紹介。
高血圧で薬をやめたい方、薬を飲むか迷っている方、減塩せずに食事を楽しみたい方など、高血圧に悩んでいる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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