リピートトライで
距離感をチェック
次に「リピートトライ」と呼ばれるドリルで距離感をチェックします。
ボールを前後に2個並べ、手前のボールを自分の好きな振り幅で打ちます。そして、そのあと絶対にボールの行方を追わないこと。目線はボールのあったところに置いたまま2~3秒かけて、自分がどれくらい転がしたかを記憶します。
次に1歩前に出て、2つめのボールを1球目と同じ強さで打ち、ここで初めて2つのボールがどこに止まっているかを確認します。
大事なのは、1球目を打ったあと、そのストロークの記憶を体に残すこと。その記憶が体に残っていれば、2つ目のボールもほぼ同じ強さで打てるはずです。
なぜ、このようなドリルをするかというと、この記憶こそが距離感の源であり、これをやることで自分の中にある距離感が覚醒するからです。
普段の練習でもやっておきたいドリルですが、ラウンド前は必ずやるようにしましょう。
1球目を打ったあと、ボールの行方を追わずに2球目を打つのがポイント。
技術的には、「芯を外さない」、「握力を変えない」、「振り幅を変えない」、
「テンポを変えない」で打つことがリピートトライ成功のカギ。
練習時は、スマホをポケットに入れ、ブルートゥースで
イヤホンからテンポを確認することも忘れずに
出典:『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』著/松本哲也
【書誌情報】
『とことん上手くなる!パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2021.11.24