バンカーが苦手ならPWや9Iで打つのも脱出成功率を上げるコツ
バンカーショットの場合、ボールを直接打たずに、ボールの手前にクラブヘッドを入れます。ボールをスイング軌道の最下点よりも1個分左にセットすることで自然にダフらせることができますが、インパクト時の砂の抵抗があるため、キャリーの距離がアプローチの3分の1くらいとなります。
10ヤードのバンカーショットと、30ヤードのアプローチショットの振り幅がほぼ同じとなるのです。ピンが近いとなかなか大きく振れませんが、そこは「思い切り」と「勇気」でカバーしていただきたいところです。
砂の上で練習できるチャンスがあったら、ホームランしても良いので通常のフルスイングで打ってみましょう。自然にダフらせる打ち方でどこまで飛ばせるか、自分の最大の距離を知るのです。それがバンカーにおける距
離感のコントロールにつながります。
ホームランを怖がるとダウンスイングで減速したり、インパクトでゆるめたりしがちですが、そうした悪癖が染みついてしまうとバンカー恐怖症をいつまでも克服できません。ピンが遠いバンカーショットはホームランと紙一重ですし、ホームランを何度か経験しながら上達していくものです。
サンドウェッジでは距離を出しにくいという女性や年輩のゴルファーはピッチングウェッジや9番アイアンを使いましょう。ポイントはサンドウェッジ同様フェースを少し開くことです。
【書誌情報】
『「左手」「右手」タイプ別で上手くなる!アプローチの新しい教科書』
著者:松吉 信
本書の著者はゴルフのアプローチ・スイングについて左手主導と右手主導の2つがあるという。この本ではそれを「左手タイプ」「右手タイプ」と呼ぶ。どちらが合うかはゴルファー次第。「気持ちよく振れること」を基準にタイプを選び、そのメソッドを身につければ確実にレベルアップ、そしてスコアアップも実現する。本書では、それぞれのスイング方法をカラー写真を中心にわかりやすく解説。初心者からプロレベルの人まで使える、この方法はトライする価値がある画期的メソッドだ。
公開日:2020.11.26