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「飛ぶ/飛ばない/左に行く/右に行く」の4要素は状況や人によって千差万別な理由とは!?【伊澤秀憲の寄るアプローチショットの真実!】

寄るアプローチショットの真実!アプローチは〝4要素〟で寄る!

アプローチがうまく打てない、寄らない。ほぼすべてのアマチュアゴルファーが持っているそんな悩み。それは、寄るために必要な〝要素〟を満たしていないから。誰も教えてくれなかった真実を、アプローチショットのスペシャリストが明かしてくれた!

組み合わせの「正解」は状況や人によって千差万別

例えば、左足下がりのラフでボールの落下地点(落としどころ)が下り傾斜、グリーンは速く、ピンまでも近いといったシチュエーションがあったとします。これはボールが止まらない=「飛ぶ」要素が強い状況です。

そういった状況判断をせずにただ打った場合、打ち方に「飛ぶ」要素が入ってしまっていれば、どんなにうまく打ててもカップを大きくオーバーしたり、グリーンから出てしまうことになります。

ですから、セットアップとスウィングで「飛ばない」要素を入れなくてはいけません。オーソドックスな方法だとフェースを開くというやり方がありますが、フェースを開くとロフトが寝るだけでなく、フェースが右を向くので、「右に行く」要素も入ってきます。つまり、「左に行く」要素の方法をさらに加味して、バランスをとっていかなければならなくなるわけです。

ストロンググリップ(フックグリップ)で握って相殺する、ハンドダウンに構えて相殺するなど、方法は何通りもあります。ハンドダウンで打つとスウィングの軌道が鋭角になりやすいので、鋭角に入れたほうがいい左足下がりのライとは相性が良くなります。では、このシチュエーションでは、ストロンググリップに握るよりもハンドダウンに構えるほうが正解なのか?

答えはノーです。なぜなら、どういう方法がベストかはその人によって変わってくるから。ですから、自分にとっての正解を見つけるために、まずはさまざまな方法を試すことが必要になってきます。アマチュアゴルファーの方は、「アプローチショットはこう打つもの」という固定観念にとらわれすぎて、そういったことを試している人が圧倒的に少ない。「こうすると飛ぶんだ」「こうやると左に行きやすい」といったことを色々と試して、その方法が一番うまくいくなら、それがその人にとっての正解になるわけです。


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【レッスンプロ情報】
●伊澤秀憲
1991年生まれ。2歳からゴルフを始め、JGTOツアーなど多くの試合に出場。現在、初心者からプロまで指導に携わる。 You Tubeチャンネル「伊澤秀憲のGUTS TV」が好評。石川遼プロとは同年齢で、スウィングのよき相談役でもある。マスターズ4位の成績を残した伊澤利光プロは叔父にあたる。

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