なぜ12星座を分類して考えるの?
まーさ先生「ほしみさん、『西洋占星術の基本!12星座を学ぼう!(魚座)』で二分類、三分類、四分類を解説しました。」
ほしみ「『西洋占星術の基本!12星座を学ぼう!(牡羊座)』の12星座解説でも、どこに分類されるか書かれているので、復習しながら覚えるようにしてみました。」
まーさ先生「では次に、その分類をどのように生かすか、さらに深掘りしていきますよ。」
ほしみ「はい、お願いします!」
まーさ先生「分類することで見えるのは、それぞれのグループの共通点です。二分類では「男性星座」「女性星座」に分けていますが、男性星座に入る星座の性質は大まかに言えば積極的で、女性宮は消極的。三分類で言えば、「活動宮」は行動的で、「不動宮」は慎重派、「柔軟宮」は臨機応変タイプです。」
ほしみ「なるほど、二分類や三分類はわかりやすいですね。」
まーさ先生「四分類は「火のエレメント」なら陽気で楽天的、「地のエレメント」は堅実派で用心深く動くタイプです。「風のエレメント」は理論的でドライな性格、「水のエレメント」は感覚的に空気を読むタイプ。大雑把な言い方ですが、このような感じです。」
ほしみ「私の太陽星座は牡牛座で、四分類でいえば「地のエレメンツ」ですが、同じ地のエレメンツの人とは性質が似ている、相性で言えば、仲よくできるということですか?」
まーさ先生「はい、四分類ではそういう考え方ができます。同じエレメンツ同士は融和的、協力的、同調できる、そんな関係性です。」
ほしみ「三分類ではどうですか?」
まーさ先生「三分類の場合は、12星座の角度でいうと90度の配置になるのですが、お互いに緊張感が強くて衝突する関係になりがちです。でも、実は共通する性質があるもの同士なので、そこを理解し合ってタッグを組むと、最強の関係になることもあります。」
ほしみ「そうか、分類はそういう視点からも見れば、覚えやすくなりますね。ちょっと難しいと思っているのは月星座、水星星座といった、太陽以外の9天体も二分類、三分類、四分類と分類されるということです。」
まーさ先生「10天体の分類まで読むのは占星術ビギナーにはまだハードルが少々高いので、まずは10天体の中で太陽と月がどこに分類されているかを知っておきましょう。」
ほしみ「そうなんですね。まずは12星座の性質を覚え、さらに二分類、三分類、四分類も加えてみたら、より深く多面的に12星座を理解できるようになりそうですね。」
ほしみの疑問
ほしみ「先生、二分類、四分類は「性質が似ている、協力しやすい」グループとわかるんですが……。三分類は「この星座同士が同じ分類?」と不思議なんです。」
まーさ先生「三分類は「似ているからこそ、行動がかぶる、衝突する」というグループ。理解するコツは「それぞれの星座が行動する際の裏にある動機(どうしたがっているか、どういうのが嫌なのかなど)」を想像し、自分なりの共通点・イメージを見つけ出すことです。」
各グループに4人いるというイメージで考える
例えば……
活動宮
牡羊座/蟹座/天秤座/山羊座
キャラは全く違うのに、クラスで好きな人がかぶる4人。アプローチ方法は違うけど、互いに「あの子も彼を狙っている……」と直感的にわかるというイメージ。好みが近いくらいなので協力し合えば強力です。
不動宮
牡牛座/獅子座/蠍座/水瓶座
キャンプで作るカレーの味付けを自分流にしたくてもめる4人。みんな自分のレシピが一番だと思っていて、最初は尊重し合うが最終的に譲らず、隙を見て鍋に自分の好みのものを入れようとして、結果もめる。
柔軟宮
双子座/乙女座/射手座/魚座
大勢の飲み会でつまらなくなり、こっそり帰っちゃおう……と思って抜け出したら、入り口で鉢合わせする4人。仲は特によくないけど、そのマイペースさが共通している。それぞれが空気でお互いの意図を察知して、無言で目配せして帰るというイメージ。
【出典】『一番わかりやすい はじめての西洋占星術 』著:アストロカウンセラーまーさ
【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめての西洋占星術』
著:アストロカウンセラーまーさ
はじめて西洋占星術を学ぶ人、学んでみたけれど要素が多すぎて挫折した人におすすめしたい基礎の基礎から解説する入門書。
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公開日:2024.10.12