Sスウィングでは、ダフることや、トップすることは、まったくありません。
打ち終わったあと、フィニッシュで体勢が崩れることも100パーセントありません。それは自分で「する」のではなく、慣性や連鎖性で、勝手にそう「なる」ようにクラブヘッドを使っているからです。
すでに説明した、インパクト後の両手の動きを、もっと具体的に紹介すると、下のようになります。
テークバックした右手を、ダウンスウィングで振り下ろしてきて、インパクトで球に当てたら、そのまま縦に引き上げる。
風呂桶で掬すくったお湯を背中側にかけるようにグリップを引き上げるのです。その状態で体が飛球方向を向くと、クラブヘッドは半円を描いて、理想的なフィニッシュの位置に収まります。
出典:『誰でもできるナイスショットの絶対法則』著/佐久間馨
【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2021.12.24