脳が興奮している状態は「頭を冷やす」
よくカッとなっているときに「頭を冷やせ」などと言われたりしますが、実際に脳が興奮している状態では温度が上がっているといわれています。
パソコンも長時間稼働したままだと脳の部分にあたるCPUが熱を持ってしまいますが、人間の体でも同じようなことが起こっています。
この場合は水枕や氷枕、保冷剤などをタオルでくるみ、後頭部を中心に冷やすようにすると寝つきが良くなります。
ただし首元を冷やしてしまうと逆に交感神経を刺激し、目が冴えてしまうので冷やす部位には注意が必要です。
【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。
公開日:2019.09.29