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「平たいおしり族」の宿命!美尻はラクして作られない

Text:YUKO

姿勢を正して美脚になった。呼吸を意識してくびれを作った。残すパーツは、オンナらしさを最も演出してくれる「おしり」です。まあるくて、上を向いた立体的なグラマー美尻。あこがれますよね。最近では、おしり専門のトレーニングジムがあるくらい「尻トレ」が注目を浴びています。本書では、ここまで「立ち方を変えるだけ」「呼吸に意識を向けるだけ」と、極めてシンプルなやり方でボディラインを整え、変える方法をお伝えしてきました。おしりに関しても「○○するだけ」というご提案をしたいところなのですが……。残念ながら、それはできません。あえていうなら「筋トレするだけ」でしょうか。そう、美尻はラクして作られないのです!

日本人の体つきは、欧米諸国の人たちに比べてメリハリが少なく、特におしりは平坦と言われています。言うなれば、私たちは「平たいおしり族」なのです。なぜかというと、骨格筋のタイプがDNAレベルで異なるからと言われています(諸説あります)。大きな違いは、骨盤の角度でなかでも特に異なるのが仙骨の傾きで、日本人よりも欧米人のほうが5度〜10度前傾しているのです。骨盤を前傾させているのは大腰筋という姿勢や動作に大きく関わる筋肉なのですが、そこの発達度合いも大きく違います。この大腰筋が発達すると、腰の反りが強くなり自然と上向きのおしりに仕上がります。欧米人は骨盤前傾が通常で、大腰筋の発達により正しい姿勢がとりやすいため、もも裏の筋肉(ハムストリングス)が収縮して体の背面が使われやすい。

対する日本人は、すべてにおいて真逆。骨盤後傾率が高く、もも前の筋肉(大腿四頭筋)が収縮して体の前面が使われやすい。猫背になりやすいのも、何もしないでいたら平坦なおしりが出来上がってしまうのも、仕方がないという結論に行き着きます。と聞いて、ガッカリした人もいるかもしれません。ですが、理由がわかったのなら改善策を講じるのみ。「何もしないでいたら平坦なおしり」になってしまうのなら「何か」をすれば、いいのです。答えはもうお分かりですね?私たちがすべき「何か」とは「尻トレ」です。そもそも、欧米的な美尻がすべてではありません。私たちには、私たちのちょうどいい美尻があります。そのためには、ターダ・アーサナで姿勢を整え骨格位置を取り戻し、その上でおしりの筋肉を鍛えて、かたちを整えていきましょう。

【書誌情報】
『立ち方を変えたら、体がたちまちキレイになった』
著:YUKO

Instagramでナチュエロボディが人気!万年ダイエッターだった著者が、ヨガを学んで辿り着いた、最高にシンプルで最強のボディメイク。それは、パンパンの太もも、くびれのないウエスト、垂れたお尻、四角いお尻、猫背、メリハリのないラインなど、あらゆる悩みを解決する「立ち方」でした。本書では、実際に著者自身の体を変えた「ターダ・アーサナ」と呼ばれる立ち方を中心に、げっそりやせるためではなく、キレイで色気のあるボディラインの作り方や、女性にとって大切なインナーコントロール、骨盤開閉リズムについて解説。一生「心地のいい体」でいるためのコツをお伝えします。