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究極のインサイドインをつくるヘソプレーンとは!?【スウィングの真髄/辻村明志】

Text:辻村明志

究極のインサイドインをつくるヘソプレーン

荒川先生が理想のスウィングとしてダウンブローとともに重要視していたのが、インサイドインいうスウィングプレーンです。ゴルフのレッスンでは、長くアウトサイドイン、インサイドアウトの2種類に大別してきました。こうした傾向に対し、私と出会う10年以上前から先生は、「インサイドインでなければ日本人が世界で勝てる日はこない」と、考えていたようです。

その理由は明快で、世界のホームラン王となった王貞治さんのスウィングが、インサイドインだったからです。バットが遠回りせず体の近くを通ってインサイドに下りてくる王貞治さんのバットは、ボールをつかまえた後、体に巻きつくようにインサイドに振り抜かれていきます。

「一塁線上に飛んだ王の打球は、ポールを巻いてライトスタンドに吸い込まれていったものだ。ファールになったことは見たことがない」

ゴルフでいうなら、世界のトッププロに主流のパワーフェー ドです。インサイドインはちょっとキツいスウィングですが、 インサイドに振り抜くという意識は、誰もが持つべきです。

そしてインサイドインは筋力ではなく、氣によってコントロールするスウィングです。なので、ヘソプレーンという概念をつくり出し、 選手たちにも指導しています。

【書誌情報】
『ゴルフのトップコーチが教えるスウィングの真髄』
著者:辻村明志

上田桃子、小祝さくらプロをはじめ、女子のトッププロたちをコーチしている本書の著者・辻村明志氏。王貞治選手の一本足打法を作り上げた故・荒川博氏に師事し、ゴルフ指導に取り入れたことは有名だ。本書は、荒川氏から受け継ぎ、コーチングに活用している「氣のスウィング理論」を解説するもの。「氣は心を動かし、心が氣を動かす」という、同氏の考えに基づき、氣の力をゴルフスウィングに活かすことを目的に、その方法をイラストと写真を使いわかりやすく紹介する。