悪い姿勢も恒常化するとラクになる?
人は無意識にラクな姿勢をとりがちです。たとえば、猫背の人は胸の筋肉(大胸筋)が縮まり、背中が丸まっています。胸が圧迫されて苦しいはずなのですが、その姿勢が恒常化しているため、カラダがその状態をいちばんラクだと思い込んでしまっているのです。
正しい姿勢を身につける前に、まず自分の姿勢を鏡で見てください。横から見たときに、耳の穴〜肩〜腰の出っ張り(大転子)〜ひざ〜外くるぶしが一直線になっているのが、本来の正しい姿勢です。
背中が丸まっていたり、頭が前に出たりしていませんか。伸ばした腕は、床に向かって垂直になっていますか。これらがまっすぐになっていない人は、背骨が前後にゆがんでいる証拠です。次は正面です。
首が左右どちらかに傾いたりしていませんか。左右の肩の高さは同じですか。左右の腕の長さは同じですか。腰の高さは左右同じですか。これらが左右対称ではない人は、カラダが左右にゆがんでいる証拠です。よい姿勢をしようと胸を張りすぎてしまい、腰が反っておしりが出てしまうのも悪い姿勢の見本です。
【書誌情報】
『痛みのない身体になる究極の整体術 1日8分の調整でゆがみが治る!』
著者:加賀谷慶太 東葉コンディショニング整体院 総院長
カラダの痛みや不調の原因は「ゆがみ」。このゆがみを正し、全身のバランスを整えれば、腰痛・関節痛・手足のしびれ・肩こりなどの痛みのない健康的なカラダを手に入れることができます。本書では、どこに行ってもなかなかよくならない人が最後に駆け込む整体院として多くの実績を上げ、患者を救ってきた著者が、独自の施術療法QPR(クイック・ペイン・リリース)法を「自分でできる」ようにアレンジして効果的な41のエクササイズとして紹介。全身および部位別に痛みの解消、予防ができます!
公開日:2021.04.15