胸郭を下に向けながら右肩を右ヒジより先行して動かす
斜めの棒を自分の力で振り上げ、自分の力で打つのがキープレフトの理念です。
基本はノーコックですが、手首の角度が小さくならないのが自然なので、腕とクラブでできる内角は、バックスイングからトップで90〜120度くらいになります。
ダウンスイングで胸が起き上がりながら回転運動するとそれができませんから、胸郭を下に向けながらインパクトに向かうイメージが大事です。ダフりそうな気がするかもしれませんが、回りやすいようバックスイングをフラットに上げているのでダフりません。
回転動作の起点は常に胸郭です。胸郭が回転をはじめると、相対的に右上腕が体側の後方に向かいます。多くのゴルファーはタメを作ろうと右ヒジを絞る傾向がありますが、右上腕が前に出ると胸郭の回転が減速しますから、右肩は右ヒジより先行して動かなくてはなりません。右肩を速く動かすほど飛びます。
また、このタイミングでフェースを閉じる動作は絶対NG。開いたまま下ろします。
【書誌情報】
『世界が認めた究極のシンプルスイング キープレフト理論』
著者:和田泰朗
「キープレフト理論」とは、クラブを体の左サイドにキープして振るということ。クラブのグリップエンドからシャフトがもっと長くのびていて、それが体の左サイドにずっとあるように振るイメージだ。ゴルフスイングは一般的に「振り子運動」ととらえられている。対して、キープレフト理論はスイングを「吊り子運動」を考えている。この動きは寺の鐘を棒でつくイメージだ。振り子運動に比べリストコックやアームローテーションへの意識は不要で、動きがシンプル、再現性が高いスイングといえる。スイングに不安を持つアマチュアゴルファーにぜひすすめたい。本書では、キープレフト理論を写真を多用して徹底的にわかりやすく解説する。なお、この理論の考案者・和田泰朗プロは、会員数3万8000人の世界的ティーチングプロ団体WGTF(World Golf Teachers Federation)の一人で、会員の1%しかいない「マスター」の資格を取得。さらにこの理論が認められて 2019年、WGTFのティーチングプロ・トップ100に選ばれている。
公開日:2020.01.19
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