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「スポーツ界に、もっと多様な女性コーチを」 ビジネスで活躍のキャリアメンターが女性コーチの伴走役に


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女性エリートコーチ育成プログラムについて


日本で「女性の社会進出」が叫ばれるようになってから、長い年月が経っています。しかし、世界的に見れば日本は男女格差指数において、下位に留まり続けているのが現状です。特にスポーツ界では、それが顕著に現れています。

オリンピック競技大会における日本代表選手団の監督・コーチ全体に女性が占める割合は、ロンドン大会12%、ソチ大会15%、リオデジャネイロ大会16%(JSC調べ)と日本の女性コーチは、世界の中でも圧倒的に少ない状況にあります。


この背景には、以下の理由が考えられます。


  • 女性コーチのライフイベント(結婚・出産・育児)と選手育成(コーチング)の両立の困難さ
  • 男性が多い日本スポーツ界には、上記のサポート体制、ロールモデルや相談相手が少ない


引退後、指導者になりたいと考える女性アスリートも多い中、女性コーチが結婚・出産などを経て、キャリアを形成していくためには課題が山積みです。ライフイベントを含めたキャリア設計の支援が伴った「女性コーチ育成」がスポーツ界では急務の課題となっています。


日本体育大学はスポーツ庁の委託を受け、この課題を解決するため「女性エリートコーチ育成プログラム」(以下、プログラム)を運営しています。

    (以上、日本体育大学女性エリートコーチ育成プログラム事業より)

Mentor Forからのキャリアメンター派遣について

プログラムでは「メンタリング制度」が導入されおり、スポーツコーチングの知識と経験豊かな”コーチングメンター“と、大手企業役員経験者、元公務員、女性起業家などのキャリアを持ち、育児や介護、闘病なども経験した、敢えてスポーツ界出身ではない多様な”キャリアメンター“が各受講者に配置されています。


Mentor For(運営元:株式会社MANABICIA)は、プログラムに参加しているオリンピック・パラリンピックなどナショナルチームクラスでの活躍を目指す女性コーチに対し女性のキャリア育成に特化したメンター(=キャリアメンター)を派遣・マッチングしています。

参考プレスリリース(2020年9月11日配信)


今回、事業責任者である日本体育大学・伊藤雅充教授と、プログラムのキャリアメンターとして伴走しているMentor For・宮本桃子にプログラムのポイントをインタビューしました。3月8日の国際女性デーを前に、スポーツ界の女性とキャリアについて考えるきっかけになればと思います。

多様な女性コーチを増やし、アスリート自身が自分に合ったコーチを選べる時代へ:日本体育大学 伊藤雅充教授


Mentor Forは、プログラムの受講者である女性コーチ12名に対して女性のキャリア育成に特化したメンター(=キャリアメンター)をマッチング・伴走しています。プログラムの事業責任者であり、日本体育大学コーチングエクセレンスセンター長の伊藤雅充教授にインタビューしました。

ーMentor Forにどのような役割を期待していましたか。

いままで、私は女性エリートコーチの活躍できる環境づくりは重要なテーマだと思い、取り組んできました。そこで、女性コーチの能力向上のためのワークショップを実施してきましたが、先行研究や科学的な研究、海外事例を調べてみると、「能力を伸ばすだけでは活躍する環境作りには不十分だ」というところに行き着きました。女性コーチの「能力」を伸ばすだけでなく、プラスアルファで女性コーチが活躍できる環境を整えることが重要だと考えています。


そこで、私たちが得意とするスポーツコーチング分野のメンタリングに加え、Mentor Forの女性メンターに女性コーチのキャリア形成、両立不安の解消などの支援をキャリアメンターという形で依頼しました。


何よりも、Mentor Forの、女性の社会進出、女性活躍、ジェンダーギャップの解消、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に対して心から挑戦している想いに私たちは共感し、導入に至りました。また、女性のライフイベントに寄り添ってくれる、多様で質の高い女性メンターを揃えているところに大きな価値があると感じます。


―プログラムを受講している女性コーチの変化について教えてください。 

多くの日本人女性コーチたちは、アスリートからそのままコーチへといったように、スポーツ界の中でキャリアを築いている人がほとんどのため、他業界との接点が少ないのが現状です。だからこそ、Mentor Forのメンターとのセッションを通じて「知らなかった世界を知れるとても良い機会になった。」という感想がありました。


また、受講者を見ていても、スポーツ界における「固定観念」や「制約」など、発想や思考の枷になるものを取り外して考えられるようになった、アウトオブボックス思考ができるようになったことは、大きな変化だと感じます。


同時に、Mentor Forの社外メンターは、異なる業界の方々なので、自分が話したことが知らない間に関係者に知られてしまう恐れがあまりなく、受講者の心理的安全性が高く、オープンな話ができたのではと感じています。

―スポーツ界の女性とキャリアについて今後の展望を教えてください。

女性活躍、ジェンダーギャップ解消の先に何があるのか、何のために推進していくのかをよく考えますが、それは、アスリートたちのため、そして未来の子どもたちのためなのです。


そしてこれからのスポーツコーチには、自身の過去の成功体験や持論を伝えていくだけではなく、アスリートのことを真に考えられるスキルがより求められるようになるでしょう。


また、アスリート自身が、自分にあったコーチを選ぶことができること・・コーチが多様であることは重要です。男性のコーチしかいない、選べない、というのはスポーツ界の発展、持続可能性にとって大きなデメリットです。


多様なコーチがいるスポーツ界にするためには、女性のコーチがもっと必要だと思います。そして、もし、女性がコーチをやりたいと考えていてもやれない、機会を奪いとっているのであれば、改善しなければなりません。多様な女性コーチをスポーツ界に増やす、女性がチャレンジできる、この両方の掛け算が必要だと思います。

ビジネスもスポーツも女性とキャリアの観点では共通場面がたくさんある:Mentor For・宮本桃子メンター 


Mentor Forがプログラムへ派遣するキャリアメンターの1人であり、大企業の管理職やスタートアップ企業の立ち上げも経験しているMentor Forの宮本桃子にインタビューしました。

―キャリアメンターとしてプログラムに参加することが決まった際の率直な感想を教えてください。

私自身はスポーツ歴がそこまでないので、参加が決まった当初は「アスリートの気持ちがわかるかな、自信を持ってやれるかな」と思いましたが、冷静に考えると、どんな職業の人も仕事と生活の両立や家庭や身体のこと、ライフイベントについて、女性という観点では一緒だと考えました。普段はビジネスに関わるキャリアメンターとして向き合っていますが、それがスポーツコーチ、アスリートでも同じ役割なのだと思います。


私は、キャリアメンターとしてパラリンピックの競技「ボッチャ」を指導する女性コーチを担当しているのですが、前回のパラリンピックでたまたまボッチャの競技をじっくり見ていて、選手の身体補助をしながら戦略的に競技を進めていく面白いスポーツだな、と感じていました。そのような不思議なご縁もあり、メンタリングをする上では、さらに競技の知識を深めるため、事前に色々調べ、学びながら臨んでいます。

―プログラムの中でキャリアメンターが求められている役割は、どのようなことだと感じますか。

ボッチャの協会の中で組織とどのように向き合っていくのか、など、私自身が経験してきたビジネスシーンの交渉の場と共通していることがたくさんあると感じますし、実際に自分の経験を伝える場面がたくさんあります。逆にいうと、貢献できることといえば、そこが全てなのかもしれません。


スポーツ界は、ロールモデルとしてキャリアの先を行く女性が極端に少ない

印象です。その中で、Mentor Forのキャリアメンターは客観的に女性コーチの話を聞き、彼女たちが内省する時間になっているので、そこを期待されていると感じています。コーチとしてのスキルは、様々なキャリアを積んだコーチングメンターの先輩方が教えてくれるので、ビジネスでそれなりに実績を積んできたキャリアメンターと両面から学べることがポイントになっているのではないでしょうか。

―スポーツ界の女性とキャリアについて今後の想いを教えてください。

企業で働く女性以上にスポーツ界では女性の子育て、出産への負荷があり、キャリアに影響を与えることが大きいと感じています。より重たい負担を周囲がどのような形でケアをしたり、フォローする体制を築けるかが今後の課題だと思います。そのような観点から、スポーツ界のキャリア育成は、まだ途上と感じていますが、国としても、やらなければいけないという危機感をもって「女性エリートコーチ育成プログラム」のような形で取り組んでいることは、評価すべきことです。


何事も、まずは、やってみなければパイオニアは生まれません。今まさにプログラムを受講している女性コーチたちがパイオニアとなってスポーツ界を切り開いていくことが、未来の女性アスリートのキャリアに大きく影響を与えていくと感じます。まだまだ手探りの部分もありますが、プログラムに関わるみんなが伴走して頑張っていこう、という気持ちです。



【Mentor Forの運営元:株式会社MANABICIA】

設立  :2014年9月

代表 :池原 真佐子

事業内容:女性に特化した社外メンター育成・マッチング(Mentor For)、組織開発コンサルティング

住所 :106-0045 東京都港区麻布十番 1-5-10-4F

URL  :https://mentorfor.jp/(Mentor For)

メール:c.inoue@mentorfor.jp(広報担当:井上)




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