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大阪の不動産会社がなぜ、葛飾を拠点とするサッカークラブ「南葛SC」のパートナー企業に?世界遺産・熊野古道が結んだ不思議な縁



漫画『キャプテン翼』の主人公が所属したチーム名と同じサッカークラブ「南葛SC」(東京都葛飾区)。作者の高橋陽一さんがオーナー兼代表を務め、東京都リーグから関東と上位リーグへの昇格を重ねています。今年新たに稲本潤一選手や今野泰幸選手など日本代表経験者4人が加入し、注目度が高まっているチームでもあります。


選手自らパートナーを獲得する独自体制や、チームの有望性を見込まれ、多くのパートナーと契約を交わしてきましたが、今春初めて関西の企業と手を携えることになりました。それが大阪の不動産デベロッパー、株式会社日本ユニストです。来る9月25日(日)には、ホームスタジアムで行われる関東サッカーリーグ1部後期9節となるリーグ戦最終試合を、日本ユニストの冠マッチとして開催することになりました。

なぜ大阪の不動産企業と東京・葛飾のサッカーチームが結びつくことになったのか。実はその裏側には、世界遺産・熊野古道が大きく関係しています。パートナー契約締結までの舞台裏や今後の展望について、両者のキーマンである日本ユニストSEN事業部長の大﨑庸平と、南葛SCの能登正人選手に話を聞きました。




――南葛SCのパートナーは葛飾を中心に東京の企業や団体が大半を占めますが、日本ユニストとはどのような経緯でつながったのでしょうか?


大﨑 日本ユニストは和歌山県の熊野古道で、「SEN.RETREAT」という宿泊施設を昨年より運営しています。SEN.RETREATのInstagramでは熊野古道周辺の観光情報を発信しているのですが、たまたま南葛SCの能登さんが投稿していた熊野古道の写真が目に留まって、「写真を使わせてもらえないですか」と連絡したのが最初の始まりでした。

DMでやり取りしてみたら、能登さんはサッカー選手でありながらアーティストやモデルとしても活動しており、さらにお母さんがSEN.RETREATのある和歌山県田辺市出身で、帰省の際に熊野古道周辺もよく訪れると伺いました。とても多才な方なので何か一緒にやりたいと思い、今年4月に能登さんにアートワークショップを開催していただきました。


能登 当初は僕個人とSEN.RETREATがつながりました。その後、熊野古道沿いに宿泊施設を1つずつ開業していくという、他に誰もやっていない事業を行っている企業・日本ユニストに興味を持ち、「ぜひパートナーになっていただけないか」と打診しました。南葛SCでは選手自身がスポンサー獲得の営業を行う制度を導入しており、ちょうど今年から僕も選手だけでなく社員として活動することになったところでもありました。


南葛SCの能登正人選手(左)と、日本ユニストの大﨑庸平


大﨑 南葛SCは「東京23区初のJリーグ入りを果たす」という大きな目標に挑戦していますが、これは日本ユニストが行っている挑戦と似ています。大阪の小さな不動産デベロッパーが和歌山で畑違いの宿泊事業に乗り出し、地方創生を実現しようとしている。ビジョンや理念の点でお互い共感し合う部分があったし、形は違えど前人未踏の壁を越えようとしている僕らなら、お互いに良い相乗効果を出せるのではないかと思い、迷わずパートナーになることを決めました。

また、ブロックチェーン技術を利用したトークンプラットフォーム「FiNANCiE」上でクラブトークンを発行していることや、選手が営業活動を行うことでチームの資金力を高め、選手自身が稼ぐ意識を持っていることなども画期的で、非常に面白いと感じました。


――能登さんは日本ユニストに対してどのような印象をお持ちですか?


能登 普通の観光客は立ち寄らないような山奥に宿を作るという、チャレンジングな姿勢を尊敬しています。よそ者が地域に入り込むには壁もあったかと思いますが、地元との関係づくりなども1つ1つ丁寧に取り組まれているのは、地方創生を実現しようとする真剣さが感じられます。


大﨑 以前から地域になじみのある方にそう言っていただけるのは嬉しいですね。能登さんには試合のハーフタイムで流れるSEN.RETREATのCMにも出演いただきましたが、非常に良い仕上がりとなりました。SEN.RETREATへの宿泊はいかがでしたか?


能登 熊野古道自体は、帰省の際に何度か立ち寄ったことがありました。神聖な雰囲気が漂っていて、豊かな自然に囲まれて心をリセットできるのが好きでした。そうした印象をもともと持っていたので、SEN.RETREATの「リトリート」というコンセプトは、熊野古道にとてもしっくり合うなと感じましたね。

一棟貸しのSEN.RETREAT TAKAHARAと、コンテナホテルのCHIKATSUYU両方に宿泊しましたが、それぞれ五感で自然を感じられるようになっている。自然だけではなくて、バーベキューやピザ作り、焚き火など施設内でのアクティビティも豊富なので、グループで来てにぎやかに過ごすのも、少人数でゆったりくつろぐのも、どちらにも最適な施設で周りの人にも勧めたいですね。


――大﨑さんも何度か南葛SCの試合を観戦していますが、チームに対してどんな印象を持っていますか?


大﨑 選手だけでなくサポーターの熱気もすごくて、攻めてるときも守ってるときもずっと盛り上がりながら応援できるチームだと思います。知人も一緒に観戦に連れて行ったのですが、満足度が非常に高かったです。

また選手をはじめ、スタッフや関係者の方の人柄が素晴らしいと感じています。試合出場していない選手も物販や観客誘導、ゴミ拾いなど率先して行っていて、イベントを成功させようと一体感を持って取り組んでいる姿を目にしました。他のチームより選手がファンに近い存在で、「勝ってほしい!」と応援する気持ちに熱が入るのがわかります。


能登 上位リーグ昇格を狙うのは簡単なことではなく、もがきながら前に進む日々ですが、選手一丸となって試練を乗り越えようとしている姿が見ている人を勇気づけられたら何よりです。


大﨑 試合観戦してて楽しいのはもちろんですが、南葛SCの方々は皆さんスピード感持って楽しみながら仕事に取り組まれているのが印象的です。一緒にプロジェクトを進めるのにとてもワクワクしています!




――パートナーとなってから4カ月ほどが過ぎましたが、何か変化や影響はありましたか?


大﨑 SEN.RETREATはもともと関西圏のお客様が多かったのですが、パートナーになって以降は、首都圏のお客様も増えてきました。冠マッチの次は、和歌山県田辺市の子どもたちに選手がサッカーを教える教室を今冬に計画しています。地方にも価値を還元しながら、お互い高め合って成長する関係を作りたいです。


能登 『キャプテン翼』のファンは世界中にいるので、僕らとタッグを組むことで広がっていく輪は少なからずあると思います。スポーツは終わりなき道を進んでいくものであり、浮き沈みがあるものでもあります。試合結果が振るわない時期もあるかもしれませんが、長期的に良い関係を築き、応援いただけたらありがたいです。日本ユニストも南葛SCもそれぞれ個性ある組織なので、他にない面白い仕掛けを色々と実行していけると確信しています。



――9月25日(日)には冠マッチが行われます。どんな試合にしたいですか?


大﨑 ありがたいことに、リーグ戦最終試合を日本ユニストの冠マッチとして使わせていただけることになりました。選手にとってもサポーターにとっても負けられない大事な試合になると思うので、特別な日にしたいです。また、和歌山の物産品を販売するブースなども設けるので、和歌山の魅力を東京の方に伝える場にもできればと思います。


能登 SEN.RETREATや、日本ユニストが大阪で運営する「Willows Hotel 大阪新今宮」の招待券が当たるイベントなども行うので、お祭りのような盛り上がる1日にできたらなと思います。


大﨑 パートナーといえばユニフォームにロゴを掲出したり看板を出したりするのが一般的ですが、南葛SCとはさらに一段階上で、企画のアイデア出しなどから一緒に今後取り組んでいきたいです!じっくりと時間をかけてお互いパートナー関係を築けば、共創できると確信しています。


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熊野の神の使い・ヤタガラスがサッカー日本代表のユニフォームに描かれるなど、サッカーとゆかりのある熊野古道。その神聖な地をきっかけに、遠く離れたサッカーチームと不動産会社がつながり、パートナーとなりました。

9月25日に開催する冠マッチ「日本ユニストDAY」では、和歌山の名産品の販売会や運営施設の宿泊券が当たる抽選会などを行うので、ぜひふるってお越しください!








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