昨年から大きく変わった吉田正尚の前後を固める打撃陣
1番・福田周平
2番・宗佑磨
4番・杉本裕太郎
この3人を今年のオリックス優勝のポイントだったと語ってくれた斉藤和巳さん。
ちなみに投手陣は昨年から良かった。
確かに山本由伸は昨年よりもレベルアップした。
山岡泰輔が戦線離脱した穴は宮城大弥が台頭して十二分にカバーしてくれた。
とはいえ、昨年からの戦力向上という意味では打撃陣のほうが大きいという斉藤和巳さん。
昨年までは吉田正尚しか怖いバッターがいなくて、一人で相手からの包囲網にかけられているような状態だった。
しかし、今年はその前後にも力のあるバッターが並んで打線に厚みが出た。
福田周平も宗佑磨も打率は2割7分台と、特に高打率といえるほどではないが「簡単にアウトにならなくなった」と斉藤和巳さんは分析する。
ピッチャーの立場からすると非常に嫌な1番&2番のタイプ。
福田周平を相手にしている時に先に待つ「宗佑磨→吉田正尚→杉本裕太郎」までイメージして投げなくてはいけない。
これはピッチャーとして非常に厳しい想定をさせられる強力打線で、これが優勝に大きな要因となったという斉藤和巳さんの分析だ。
公開日:2021.11.23