※2021年11月4日の収録です
今シーズンも新監督が3人生まれたプロ野球界だが、そもそも監督が新しくなると具体的にどういう変化がチームに生まれるのか?
全てが良い事ばかりではないはずだが、斉藤和巳さんに教えてもらった。
主力選手に関しては特に変わることはないという。
変化があるのは1軍半の選手達。
前の監督に見切られていた選手が新たにチャンスを掴むことがある。
監督も人間なので好みがある。
ホームランバッターが好きな監督、逆にコツコツと打つ選手が好きな監督。
守備や走塁を重んじる監督。
ピッチャーで言えば、コントロールを重要視するか、ボールの力強さを重んじるか。
ベテランを信用するか、若手のノビシロに大きな期待を傾けるか?
2021年に大ブレイクしたオリックス・杉本裕太郎などはその最たる例だ。
中嶋聡新監督になって出場機会が大幅に増えて、見事にその起用に応えた。
前年まで以上の技術力向上もあったはずだが、もっとも大きなブレイクの要因は「監督交代」であったことは疑いのない事実だろう。
今年の日本ハムはビックボスに替わって、まさにそういった選手が多く出てきている。
そういった選手に注目するのも、プロ野球の楽しみ方の一つだ。
公開日:2022.07.09