ダメだったのは打てなかったことではなく、結果が出ていないのに同じ打線にしていたこと
※7月15日の収録です
2021年、セ・リーグの得点数
ヤクルト:625点/打率.254
阪神:541点/打率.247
巨人:552点/打率.242
広島:557点/打率.264
中日:405点/打率.237
DeNA:559点/打率.258
圧倒的に得点数が低いのが中日ドラゴンズ。
何がダメなのか? どうやったら得点力が上がるのか?
打率はそこまで低いわけではない。
たとえば巨人と比べて欲しいが、打率の差は.005なのに得点差は147点だ。
つまり、ここからわかることはそこそこ打ってチャンスは作っているが、タイムリーヒットが出ていないということを表している。
「打線のつながりが悪い」「チャンスで1本が出ない」と与田剛監督は嘆いていた。
しかし、その「つながり=打順」を決めているのは監督だ。
得点が入らない打順なら、変化を加えて試行錯誤するべきだ。ダメなことを続けていてもダメなままの可能性が高いのだから。
しかし、シーズン中に大幅に変えることはなかった。変えたのは大島洋平を1番から3番に変えたくらい。
極端なことを言えば、ビシエドの4番だって得点力が低いなら変えるべきだった。1番~3番に置いたって良かったかもしれない。
あとは作戦面の変化。
タイムリーが出ないならスクイズでもなんでも泥臭くやるべきだった。
来年は立浪和義新監督に替わる。
どう打線を生まれ変わらせてくれるか注目したい。
公開日:2021.11.24