1回から9回まで全力投球は出来ない。それを1年間続けるとなればなおさら。
「ギアを替える」という表現。
先発投手に対して使うことが最近増えてきた。
では具体的に「ギアを替える」とはどういったことなのか?
それは、試合の中で常に全力投球を続けるわけではなく、長いイニングを投げるために力を調整することだ。
1球目から120球目まで全力で投げられるピッチャーはいないはず。しかも、それが1年となればなおさらだ。
それは試合の展開、自分の状態、セ・リーグだったら自分の打順まで考慮に入れて行う。
では、今のプロ野球界でギアの入れ替えを上手にして試合を組み立てている投手は誰だと思うか、田原誠次さんに聞いてみた。
巨人では菅野智之、巨人以外では田中将大が「ギア替えが上手い」と感じるとのこと。
どちらも球界を代表する先発投手。ついこの前までプロの世界で投げていた視点はやはり鋭い。
公開日:2021.06.22