ドラゴンズを代表するセットアッパー2人から見える「セットアッパーというポジションで長年活躍することの難しさ」
祖父江大輔の成績
2020年/54登板 防御率1.79
2021年/55登板 防御率2.59
祖父江大輔は昨年の成績が素晴らしかったのもあるが、今年は防御率を落とした。
最も大きな理由としては相手バッターが慣れてくるということ。どういう攻め方でくるかどうか、だんだん対応できるようになってくる。
ピッチャー側としては、そこで攻め方をまた変えるなりしないと打たれてしまう。
祖父江大輔に関して言うと、2020年からの変化は見られなかった。
なおかつ、ボールの力も少し落ちているように見えた。
福敬登の成績
2020年/53登板 防御率3.55
2021年/57登板 防御率3.18
福敬登は一見すると昨年より良くなっている。
しかし、谷繁元信さんが注目したのは2020年の前後半での成績の差。
2020年の開幕~8月/25登板 防御率2.55
2020年の9月~11月/29登板 防御率4.50
と、後半に成績を落としたのだ。打たれるようになったこともあるし、フォアボールも多くなった。
2020年の前半成績と比べてしまうと、2021年の成績も決して褒められるものではない。
福敬登に関しても昨年からの成長は特に見られなかった。
と、口で言うのは簡単だが、毎年のように成長や変化をするというのは非常に難しいこと。
だから、複数年に渡って結果を出し続けるのは難しいポジションなのだ。
ドラゴンズで言えば、浅尾拓也や岩瀬仁紀が長きに渡って活躍したのは改めて凄いことだったんだと谷繁元信さんは言う。
公開日:2021.12.01