サイドスローは肩よりもヒジにかかる負担が大きくなってしまう!
館山昌平さんはトミー・ジョン手術を3度も経験している。
また、その他にも肩、ヒジ、わきの下、指、手のひらに至るまで計9回も手術を経験している。
その手術跡を見せてくれた。
画面ではなかなか分かりにくかもしれないが、痛々しいメスの跡が残っている。
その中でも最もキツかったのは2013年にした2回目のトミー・ジョン手術の時だと話してくれた。
手術前に「もうプロ野球の世界に戻って来れないかもしれない」と感じたという。
館山昌平さんは2004年のキャンプ中にヒジの靭帯を切ってしまい、初めてのトミー・ジョン手術を経験していた。
そのとき「このヒジが5年もてば良いほう」というように聞かされていたという。
それが結果的に9年もってくれた。
しかし、その9年間で徐々に靭帯は伸び、2012年の時点ではもう切れそうな予感があったという。
この「切れそうで痛い」という状況の中、2012年シーズンは痛みを堪えて投げ切ったが、ついに翌年に靭帯は限界を迎えて切れてしまったとのことだ。
この瞬間に「自分の野球人生は終わってしまった。ここまでだったな。」という感情になって大泣きしたという。
館山昌平さんの壮絶なピッチャー生活を知ることができるエピソードだ。
公開日:2023.01.24