2009年に首位打者を獲った鉄平さんが語るからこそ説得力のある左バッターに関するトーク
インコースを逆方向に打てるバッターは凄まじいと鉄平さんは言う。
秋山翔吾なんかはその典型だと教えてくれた。
インコースを逆方向に打つバッターは、引っ張ろうと思えば引っ張ることができるのに、意識的にバットを操作して流している。
その大きな理由は、もしボールが少し変化して差し込まれたとしてもヒットになるからだ。
技術的に言うと「あえてヘッドが返らないようにバットを入れている」という表現が正しいだろう。
2021年の日本シリーズ最終戦の延長12回表。
ヤクルト・川端慎吾がオリックス・吉田凌から詰まった感じでレフト前に決勝タイムリーヒットを打った。
あれはインサイドのスライダーかカットボールだと思うが、左バッターとしてヒットを打つ最高のバッティングだったと鉄平さんは称賛する。
公開日:2022.05.30