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日本ハムとソフトバンクの両方を経験した鶴岡慎也さんに、両チームで選手の持っている意識の違いなどはあったのか聞いてみた。
ハッキリ言って、ソフトバンクの競争意識は日本ハムよりも高かったという。
鶴岡慎也さんが具体的に話してくれたのは、ソフトバンクの中村晃について。
いまではチーム内での立ち位置をしっかりと確立している中村晃だが、レギュラーになりたてのころは毎日のように怯えながら打席に入っていたという。
当時、打率3割以上を打っていたにもかかわらず、2試合ノーヒットなだけでスタメンを外されていた。
なぜなら、選手層が厚く代わりの選手が多くいたからだ。
具体的には吉村裕基、明石建志あたりが代わりに出て、しっかりとヒットを打つ。
そうするとすぐに中村晃の出番は無くなってしまう。
よく一緒に食事をしていたという鶴岡慎也さんは、そんな明日に怯えながら野球をしている中村晃を「おまえは3割打っているんだからもっと堂々と打席に立てよ」と励ましていたと教えてくれた。
それを言っていた自分自身が中村晃よりも試合に出ていなかったという自虐のオマケ付きで(笑)。
まさに鶴岡慎也さんの人柄と、ソフトバンクの選手層の厚さや厳しさが分かるエピソードだ。
公開日:2022.08.24