送りバント、ヒットエンドラン、盗塁など小技を使って点を取るスモールベースボールは日本のお家芸だったけれど…
WBC選出の野手メンバーを見てファンの人達がどうしても注目してしまうのは村上宗隆(ヤクルト)、大谷翔平(エンゼルス)といったホームランバッター。
体格に勝るアメリカやドミニカ共和国といったチームとの戦いで本当にパワー勝負だけでいいのか? 昔からの日本の武器である「スモールベースボール」は必要ないのかと中島大輔氏は問いかける。
花田雪氏は「ショート&キャッチャーの打順で2人バッティングが期待できない選手が入ってくる。なので、スモールベースボールの必要性が出てくる」と話す。
一方、氏原英明氏は「一回思い切って、今の若い選手たちにパワー勝負を経験させても良いかもしれない」と話す。
内野手でも山田哲人(ヤクルト)、牧秀悟(DeNA)、岡本和真(巨人)、山川穂高(西武)などの長距離砲を多く選んだのだから、おそらく栗山英樹監督はスモールベースボールはせずにパワー勝負を挑むのではないかと予想する。
パワー勝負で戦い、結果が良ければもちろんOKだし、仮に悪かったとしたら次回以降の反省に繋げればいいという見方だ。
とはいえ、源田壮亮、周東佑京、中野拓夢といった選手の持ち味はスモールベースボールなのだから、ここぞといった場面でのスモールベースボール期待してもいいだろう。
文章:「ラブすぽ」編集部
※この動画は2023年1月31日に実施した野球ライター座談会の模様です。
参加ライター:氏原英明、中島大輔、花田雪
インタビュアー:松下憲一(日本文芸社)
公開日:2023.02.17