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スポーツ界の‟投げ銭″システム「ギフティングサービス」という応援の形とは?

「エンゲート株式会社」城戸幸一郎さんインタビュー

ーーギフティングサービス「Engate」は、今どんなスポーツチームに導入されていますか。

城戸:現在、28チームくらいです。Jリーグが4チーム、Bリーグが7チーム。
あとはフットサルやハンドボール、3×3(3人制バスケットボール)だけでなく、今年の箱根駅伝で優勝した青山学院大学陸上競技部にも利用いただいています。

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ーー青山学院大学といえば「やっぱり大作戦」がフィーバーしましたね。

城戸:かつてよく目にした光景として、羽生結弦選手にくまのプーさんが投げられたシーンを浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
去年のラグビーW杯でもそうですけど、スポーツシーンで感動した時って気持ちを形にしたくなりますよね。我々はこれをある種のチップという形にすることによって、チームの運営資金に回していただいたり、マイナースポーツ選手がスパイクを買えたり、遠征資金にすることができると、スポーツ業界がもっともっと発展していくのではと考えたのです
クラウドファンディングとの違いは、サスティナブルであること。期限を決めるのではなく、永続的に支援する仕組みを作っているところだと思います。

ーー実際に、利用されているチームからの反響はありますか。

城戸:成功事例として、Bリーグの三遠ネオフェニックスというチームがあります。去年から導入していただいて、最初の1ヶ月だけでだいたい30万円相当のギフティングが贈られました。
選手たちもEngateのアカウント内でコメントや投稿ができて、ギフティングしてくれたファンにお礼を言ったりするなど新しいファンコミュニティーとしての役割も果たしているんです。今後は1チーム月100万円を目指しているところです。

【インタビュー】
エンゲート株式会社 代表取締役 城戸幸一郎(きど・こういちろう)
◆経歴◆
1974年、福岡県生まれ。
ソフトバンクで人事を担当の後、楽天で18年勤務し全国の地方支社や海外事業の統括と、フード&ドリンク事業部の執行役員を務める。テクノロジーの力で中央集権をdisruptするブロックチェーンの世界感に惹かれ起業。小学生からサッカー少年。現在はジョギングとキックボクシングに励む。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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