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スポーツチーム運営をしたければ、事務職をせよ。3歩先を読んだ戦略とは?

スポーツ専門キャリアアドバイザー 岸 充さんインタビュー②

ーー「選手がプレーを続けるか、セカンドキャリアに進むべきか」といった相談内容までは、何となく想像がつきます。
でも、それに対して岸さんがどう答えているのかが気になります。

岸:どんな業界があってどんな職種があって、その求職者の強みが何なのか、ゴールをどこにしていくかを整理するということをしています。
高卒からずっとプロで活躍された方は、そもそもどんな仕事があって何が自分に向いているのかというのが整理できていないんですよね。だから、イメージ的には「伴走」をして2人で一緒に考えていくという感じです。
ただ現実もちゃんと話さないといけないので、「こういう仕事にはこういう練習や勉強が必要だよ」というのをしっかり伝えるようにしています。

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ーー実際に選手たちと話をする中で、どんな能力を見出してどんな仕事を紹介してきたのですか。

岸:例えば以前、強豪の大学でバスケットボール部に所属し、海外留学もして、将来はBリーグチームで活躍したいという子も担当しました。
そう聞くと「忍耐力」「やりぬく力」というのは皆さん想像しやすいと思います。でもそこで私は、「事務職」を斡旋しました。

ーー事務職ですか?

岸:しかも、スポーツとは全く関係のない医療関係の協会です。Bリーグチームに入るために現場での経験をとにかく積ませるというのも1つの選択肢ですけど、彼に何が必要なのか考えたときにたどり着いたのが、「データ入力や資料作成って出来るのだろうか?」ということだったんです。
スポーツチームに入ったら、イベントを作るにしてもExcelとかPowerPointが必要になってくるじゃないですか。
営業でも運営でも指導者でも必ず活きてくると考えたので紹介しました。そしたら彼、事務職の仕事を経てBリーグのチームに採用が決まったんです。

ーーそれはすごい!おめでとうございます。

岸:医療関係なので医者や教授とのやり取りも難しかったと思いますが、「体育会系の人が入ってくれて職場が明るくなった」と喜んでもらえてよかったです。

【インタビュー】株式会社スポーツフィールド キャリアアドバイザー 岸 充(きし・みつる)
◆経歴◆
6歳からサッカーをはじめ、大学卒業後は大手人材会社に入社。13年間、営業・アドバイザーとスポーツ業界を担当した後に株式会社スポーツフィールドに入社。現在は経験を生かし、スポーツ人財のデュアルキャリアやセカンドキャリア支援、第二新卒・中途の転職支援を担当。長崎生まれ、東京育ち。37歳。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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