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埼玉西武ライオンズ・レディース副キャプテンが語る「教える立場と教えられる立場の違い?」とは?

埼玉西武ライオンズ・レディース 六角彩子選手インタビュー③

ーー女子野球の「選手」、そしてトレーニングや野球教室の「指導者」。どちらの立場も経験しているからこそ、それぞれに生かせていることもあるのではないでしょうか。

六角:どちらも「身体を動かす」ことなので、トレーニングの専門知識が野球にも生かせていますし、逆に野球をやっていてフィットしたトレーニングをジムのお客様に提案してみたりしています。
そういう意味では、トレーナーを仕事に出来てよかったです。

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ーー教える立場と教えられる立場。両方の気持ちが分かるのも大きなメリットに感じます。

六角:そうですね。選手だけだった時代は自分に集中してしっかりやっていたんですが、指導者を経験してからは周りの変化にも気づけるようになりました。
プレーしていても、他の選手のことが見えています。あとは「選手側の受け取り方」の大切さも理解できるようになりました。

ーー受け取り方、ですか?

六角:野球だけじゃないですけど、何をするにしても色んな人がいて、色んな理論が開発されて、色んなことを言うんですよ。例えばバットだったら上から振れっていう人もいれば下から振れっていう人もいるし、レべルスイング(平行に振る)がいいという人もいる。
さまざまな指導やアドバイスがありますけど、それを上手く受け取れない人は上達しないと気付いたんです。「それは違うでしょ」って思ったとしても、一旦引き出しの中に入れて自分に合うものを探していく。
指導者を経験したことで「指導される側」のことも理解できるようになったので、それは周りの選手たちにも言うようにしています。

【インタビュー】埼玉西武ライオンズ・レディース選手 六角彩子(ろっかく・あやこ)
◆経歴◆
茨城県出身、28歳。「埼玉西武ライオンズ・レディース」内野手。「加圧スタジオ Fusion 六本木」パーソナルトレーナー、野球教室講師。理学療法士の資格も持つ。小学校4年生から野球を始め、2010年~2016年まで日本代表として活躍。出場した女子野球W杯では全て優勝。2010年大会で首位打者・大会MVP、2012年大会で最優秀守備選手賞。松坂大輔のファン。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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