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ジャイアンツ好きな新聞配達員が、スポーツライターへ転身できた理由とは?

スポーツライター 佐藤主祥氏インタビュー②

ーーそもそも佐藤さんがスポーツライターになったきっかけは何だったのでしょうか。

佐藤:高校の時から「スポーツに関わる仕事がしたい」と思っていたんですけど、その時は自分に合う仕事が分からなかったんです。
だから卒業後に上京して、新聞配達員として就職しました。実は、中学・高校でも新聞配達のアルバイトをしていたんですよ。

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ーー中学の時から!長いですね。

佐藤:東京に出てきても5年は続けていましたから、計11年は新聞配達の仕事をしていたことになりますね。東京に出てきた理由は、ジャイアンツファンだから「東京ドームに通いたい」という単純な理由だったんですけど(笑)。
社会人3年目くらいになった時に、スポーツライターを目指せる学科のある専門学校の存在を知ったんです。自分自身がスポーツを「伝えてもらう立場」から、「伝える立場」になるのもいいなと思ったのが、今の自分の原点です。

ーー実際入学してみて、いかがでしたか。

佐藤:在学中に、スポーツ系ではないオウンドメディアのインターンを経験しました。ビジネス系や和服に関するもの、「オススメのスマホアプリ10選」というものなど…本当にいろんなジャンルで取材や執筆を担当したんですけど、ライターとしての基礎の部分を一気に経験させてもらいましたね。
ほぼほぼゼロの状態からのスタートだったので、その経験がキャリアの土台としては大きかったです。

ーー卒業後は、就職せずにフリーランスのライターとしてスタートしたんですよね。

佐藤:最初は工事現場のアルバイトをして、その後はスポニチの編集補助のアルバイトをしました。各競技のスコア入力や、スポニチのwebメディアに出す記事の編集が主な仕事でしたね。その間に、インターンでお世話になった編集者の方から少しずつメディアを紹介してもらっていました。
初めはキャリア系の記事を書いていたんですが、のちにスポーツメディア「KING GEAR」(※)を紹介してもらって、ようやくスポーツライターとしての道を歩み始めることができたんです。

※スポーツライター・金子達仁氏が主宰するスポーツメディア。用具などの「スポーツの脇役」を中心に、選手やコーチの思いなどスポーツのさまざまなシーンにスポットを当てて展開している。

ーー地道な努力が花開いたんですね!

佐藤:KING GEARは基本的には選手の用具(=ギア)などを紹介するメディアなんですが、それ以外にも選手やイベントの取材などやりたいことができるし、自分で撮影も編集も記事の入稿も1人で任せてもらえるというのが本当に嬉しかったですね。
KING GEARにはライターが多数いるんですけど、その横のつながりで「東洋経済オンライン」や「スポルティーバ」など他のメディアを紹介してもらうようになりました。3年前からは僕もライター1本で生活するようになりましたね。

【インタビュー】スポーツライター 佐藤主祥(さとう・かずよし)
◆経歴◆
991年、宮城県生まれ。東京スクール・オブ・ビジネス卒業。中学から11年間新聞配達を続けたのち、スポーツライターに転身。スポーツをオールジャンルで取材。「東洋経済ONLINE」、「スポルティーバ」、「Rallys」、「KING GEAR」、「アントレSTYLE MAGAZINE」、「アルペングループマガジン」、「GATHER」等で執筆中。大のジャイアンツファン。菊池雄星・筒香嘉智世代。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子

スポジョバは、2019年8月23日にリリースしたばかりのスポーツ業界に特化したマッチングサービスです。スポジョバのサイト内には、スポーツ業界の求人情報を中心としつつ、特集記事やセミナー、イベント情報も掲載します。「スポーツ好きなあなたがスポーツ業界をもっと良くする」をコンセプトに「価値あるスポーツの繋がりを作る」ことをミッションにしています。

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