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卓球日本代表丹羽孝希を支える敏腕マネージャーが語るマネージャーの在り方とは?

一緒に戦うだけでなく、選手の「居場所」に。戦いを経て得た、マネージャーの在り方

ー丹羽孝希選手が東京オリンピック出場の切符をつかみました。

本当にこの1年は苦しかったと思いますが、それを表に出さず最後まで戦っている姿を見てきたので、とにかくホッとした気持ちが一番でした。

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ー本当に良かったですね。パラ卓球の岩渕選手がアジアパラ選手権大会(台湾)に出場し、優勝すれば東京内定が決まる大会で、上野さんは涙を流していましたよね。

決勝であと一歩のところで逃して、一緒に泣きました。私まで泣く必要はないのかもしれませんが、先に2セット取って、1セット取られて、4セット目の7-2までリードしていたんですよ。あと4点取れば代表の内定が取れるというところで…するっといかれてしまって。試合が終わって目を真っ赤にしている岩渕を見ると、「勝たせてあげたかったな」という思いがこみ上げてきてしまって。戦うのは選手なんですけど、「何もできなくてごめんね」という気持ちになりました。

ー近くで見てきたからこそ、悔しいですよね。

でも、逆にそれじゃいけないなって思ったんですよ。自分がそんな気持ちで一緒に落ち込むよりも、明るく迎えるくらいの余裕があったほうがよかったんじゃないかなと気づいて。今は結果に左右されないように、勝っても負けても、ケガしないで無事に帰ってきてくれればという思いです。母親みたいですね(笑)

ー2人の選手はタイプが違うように思いますけど、接し方などはそれぞれ考えているんですか?

岩渕に関しては本人にいっぱい聞きます。「どうしていこうか?」と聞けば「こうしてほしい」「じゃあこうしよう」と話しあうのが岩渕で、丹羽に関しては自分のスタイルが出来ている選手なので、ある程度任せています。何かある時は連絡をくれるので、そういう時にすぐ対応する、一番に親身になって考えるというのを大事にしています。シャイな性格なので最初はどう接していくのが一番良いのか試行錯誤の繰り返しでしたが、今は良い距離感で仕事ができていると思います。その中でも心がけていることといえば、試合などで会うときは「体調大丈夫?」って必ず聞くようにしています。「大丈夫」と言われれば、「またできることあったら連絡して」と返すのをルーティンにしています。

【インタビュー】 株式会社スヴェンソンスポーツマーケティング 上野香

◆経歴◆
1989年、埼玉県新座市出身。東京スクールオブビジネス(マスコミ広報学科スポーツ誌編集専攻)卒。小学生の時に見ていた西武ライオンズの試合がきっかけで、スポーツ業界を志す。テレビ局の制作会社、西武ライオンズの映像編集、BCリーグ「福島ホープス(現福島レッドホープス)」球団職員など複数回の転職を経て、2019年2月「株式会社スヴェンソンスポーツマーケティング」に入社。2020年東京オリンピックの卓球日本代表入りを確実とした丹羽孝希選手や、東京パラリンピックでの金メダルを目指す岩渕幸洋選手のマネージャーとして活躍中。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜

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