セーブ数はチームの守護神の証
野球の選手の価値を表す中に、ピッチャー(投手)を評価するセーブ数があります。
セーブとは、勝っているチームのリリーフピッチャー(途中から投げる投手)が最後までリードを守り切ることによって与えられる記録のことを指します。
プロ野球/Jリーグの現場で働ける求人情報多数掲載中!《スポーツ業界の求人情報を見る》
セーブの付く場面で投げるピッチャーを「抑え」や「クローザー」と言い、セーブ数はチームの「守護神」の証として重要視されています。
しかし、セーブの権利を得るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず、4つの必須条件について解説します。
①勝利チームで最後まで投げ切ったピッチャーであること
勝利試合の最後に投げたピッチャーでなければなりません。
そのため、中継ぎしたピッチャーにはセーブが付くことはありません。
②勝利投手の記録を得ていないこと
先発完投で勝利したとしても、そのピッチャーには勝利投手の権利が与えられ、セーブは付きません。
勝利投手とセーブの権利は、同一ピッチャーに与えられることはありません。
③1/3イニング(1アウト)以上の投球回を記録すること
セーブの権利を得るためには少なくとも1アウト以上取らなければなりません。
④リードを守り切った状態で試合を終えること
失点し逆転されたり、同点に追いつかれてしまったりした時点で、セーブの権利は失われてしまいます。
以上の4つはすべて満たす必要があります!
さらに、先ほど挙げた4つの条件に加えて、次の3つの条件の内1つを満たしているとセーブの権利を得られることになります!
①3点差以内のリードで登板し、1イニング以上投げる
抑えのピッチャーが1イニング単位で登板するのはこの条件を満たすためです。
4点以上のリードで登板した場合は1イニング投げてもセーブが記録されません。
②2人のバッターに連続でホームランを打たれたら同点、もしくは逆転となる状況でリードを守り切る
この条件は、登板時に塁上にいるランナーの状況によって異なります。
・ランナー無し→ソロHR+ソロHR=2点差以内
・ランナーが1人→2ランHR+ソロHR=3点差以内
・ランナーが2人→3ランHR+ソロHR=4点差以内
・ランナー満塁→満塁HR+ソロHR=5点差以内
それぞれの状況で、1アウト以上投げてリードを守り切ればセーブの権利が得られます!
③3イニング以上投げてリードを守り切る
この場合、点差が何点あっても問題ありません。
4つの必須条件を満たしたうえで、以上の3つの条件の内1つを満たすことによってセーブの権利が得られます!
プロ野球/Jリーグの現場で働ける求人情報多数掲載中!《スポーツ業界の求人情報を見る》
【初出】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
スポジョバは、2019年8月23日にリリースしたばかりのスポーツ業界に特化したマッチングサービスです。スポジョバのサイト内には、スポーツ業界の求人情報を中心としつつ、特集記事やセミナー、イベント情報も掲載します。「スポーツ好きなあなたがスポーツ業界をもっと良くする」をコンセプトに「価値あるスポーツの繋がりを作る」ことをミッションにしています。
公開日:2020.09.09
オススメ記事
PREVIEW
〈サッカー基本解説〉ディフェンスの大切な技術、スライディング!