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【スポーツを仕事に】「プロ野球ウグイス嬢の舞台ウラ」Part①

2004年から球場アナウンスを担当し、特に近年はメットライフドームでの杉谷拳士選手(日本ハム)に対する「杉谷いじり」で一躍有名になったのがウグイス嬢の鈴木あずささん。そのユーモアセンスから、2018年にテレビで放映された「珍プレー好プレー大賞」ではなんと大賞に輝きました。

そんな鈴木さん、実はライオンズの社員なんです。ウグイス嬢の舞台裏ってどんなもの?自分の仕事を通じてライオンズに抱く夢は?鈴木さんの思いを、編集部が聞いてきました。

「杉谷選手のことをこんなに考えるとは…」あのアナウンスは、どうやって生まれた?

ーー「杉谷選手渾身の打球が、まれにスタンドに飛び込む場合がございます」「ただいま、内野も外野もベンチも守りますスイッチヒッターの杉谷拳士選手が、バッティング練習をおこなっております。どうぞご注目ください」。数々の痛快なアナウンスが記憶に残っていますが、どうやってセリフをいつも考えているのですか。

鈴木:文章に起こしてしまうとどうしても読んでいるようになってしまうので、なるべく台本にはしていないですね。最初のころは少し言葉を入れるだけだったのであまり準備もしていなかったんですけど、徐々に皆さんの注目度が上がっているのをひしひしと感じるようになったので、「杉谷選手はこんな選手なんだ」「今こういう成績なんだ」と調べたり、「こんなことを言ってみたいな」というのを事前にイメージすることが増えました。ただ、台本にしたくないというのを宣言しているので、なるべくそこは守りたいなあとは思っています。

ーー自チームの選手ではないのに、すごいですよね。

鈴木:こんなに選手1人のことをずっと考えるとは思っていなかったので(笑)、家族や周囲の人よりも考えている時期が結構ありました。最初のきっかけは、杉谷選手がアナウンス席にきて「杉谷選手、打撃練習終了です」って言ってくれませんか、と声をかけてくれたことだったんです。杉谷選手自身がブレイクする前からやっていたので、当時は未来のある選手を自分のアナウンスでつぶしてしまわないかとか、本当にやっていいのかなど、いろいろ気をつかいました。でも、それだけ自分にとっても大事な存在になっていますよね。

ーー鈴木さんは普段どんなスケジュールをこなしているのですか。

鈴木:試合のある日はアナウンスをしていますけど、社員なので業務の一環であり、普段はいろんな仕事をしています。私は事業部のスタジアム運営グループ、つまり興行関係や球場の環境を整えたりするような部署にいるので、部署内の事務処理や申請関係、NPB(日本野球機構)とのやり取りも担当していますね。

ーーお忙しそう…。シーズン中は体調にも気をつかいますよね。

鈴木:オフになると、「やっと風邪を引けるな」とか、辛い物を食べてお腹やのどが痛くなっても大丈夫だなという時期に入ります。シーズン中は本当に風邪を引けないですしお腹も壊せないので、特別なことをしているわけではないですけど、その辺はすごく気をつけていますね。

Part②へ続く

【PROFILE】
鈴木あずさ(すずき・あずさ)
北海道出身。埼玉西武ライオンズ社員。2004年からホームゲームでのウグイス嬢を務める。日本ハム・杉谷拳士選手への「杉谷いじり」はメットライフドームの名物になっており、「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2018」(フジテレビ)では珍プレー大賞を受賞した。スタジアムやアリーナなどの「大きい建物」が大好き。

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