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【スポーツを仕事に】「B.LEAGUEのチーム運営スタッフという仕事」Part②

自分の好きなスポーツに関われて、プロ選手と一緒に仕事が出来る・・・そんなイメージは出来ても、実際、具体的にはどんな業務を行っているのでしょうか。

北海道にあるB.LEAGUEの「レバンガ北海道」のスタッフ、由田拓己さん(33歳)にお話を伺いました。

求む!突拍子もないアイディア

ーー仕事の中で由田さんがやりがいを感じるのはどんな時ですか。

由田:試合中、僕は自分の業務があるので、ほぼ試合が見られないんですけど、競った試合の時だとアリーナから歓声が聞こえてきたりする。僕たちが作り上げた会場で数千人が喜んだり悔しんだりして、勝ったら一緒に感動して…何物にも代え難いです。最後、勝って数千人のファンが喜んで帰る時の表情を見ると、しんどかったけど今日も試合開催出来てよかったなって思います。

ーーそれは運営側にいないと感じられない喜びですね。

由田:そうですね。実は今、僕たちと一緒に試合運営をしてくれるボランティアを募集しています。今も稼働して頂いている方々はいらっしゃるんですが、もっと多くの方に参加して頂きたいです。活動内容としては、まずは会場設営や試合後の撤収作業。椅子を並べたりだとか体育館にシートを敷いたり。試合当日は、入場口でお出迎えしてチケットをチェックしたり、入場したお客様に配布物を渡すとか、ブースの受付作業をお任せする事もあります。

ーー前日から試合当日までずっと参加出来ないとダメですか?

由田:いえいえ!土日開催の時は金曜日の夜に会場設営するんですが、金曜日の夜、仕事終わりで来てくれる方もいらっしゃいますよ!夕方2時間だけ手伝うよーとか。土日休みの方は試合の日だけ来てくれたり。スケジュールが合うタイミングでお願いしています。

ーーなるほど!ボランティアの方の声はどんなものがありますか?

由田:うちは結構ボランティアさんにお任せする部分があるんです。例えばハロウィンの時期にブースを装飾する。グッズは用意して、どんな風にレイアウトするかは女性のボランティアさんのセンスにお任せしたり。それが楽しいって声も頂きます。その他のボランティア活動やアルバイトでは出来ないようなやりがいや楽しさを感じてくれています。

ーー自分で考えて行うことはやりがいに繋がりますね。将来、スポーツ現場で働きたいって思っているような学生さんにはいい学びの場になるかも!

由田:そうなんです!学生さんには是非スキルアップとか就職に向けての活動の場として利用して頂きたいです。僕ももう33歳なので20歳の子が何考えているか正直よくわからない(笑)なので企画をお願いしたり、こういう事したら若い人たちは楽しいよとか是非アイディアを出して欲しい。今後、僕たちの企画会議に学生ボランティアの子に参加してもらったりといった展開も考えています。

ーーじゃあ「ギャル割」の様な企画がボランティアの方から生まれるかもしれないですね!

由田:そうですね(笑)どんどん欲しいです。アイディア出している時って一番楽しいんですよね。でも僕も4年間勤めているとだんだん凝り固まってくる。突拍子もない意見とか今の社員の話し合いだけでは出てこないので、捉われていない人の意見が欲しいです。うちは新しい事どんどんやろうよって考えのチームなので。ちょっと攻めた企画も取り入れたいです!

Part③へ続く

【PROFILE】
由田 拓己(よしだ・たくみ)
1987年北海道札幌市生まれ。高校までバスケットボール部に所属。イベント運営会社勤務、不動産営業を経て、B.LEAGUE元年の2016年11月にレバンガ北海道に入社。試合運営やイベント運営など幅広い業務を担当。

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