好調続けるTUBCを牽引する選手たち!
10戦を終えて8勝2敗の4位につけるTUBC
「今季こそB2昇格へ!」を合言葉に2024-25シーズンを戦うTUBCが好調である。10戦を終えた時点で8勝2敗の4位とプレーオフ進出圏内を堅持している。得点力もさることながら、ここまでの失点748点はB3リーグで最少と、高いディフェンス力を維持している。
確かにTUBCの試合は毎試合、激しいディフェンスからペースを掴み、オフェンスにリズムが生まれている。前半でリードを許しても、後半の体力がダウンする時間帯に逆転できるのは、チーム一丸となって誰もが懸命にディフェンスを展開する一体感のなせるワザである。そんな好調な試合展開を生み出しているのが、今季より加入した新戦力、 田口暖選手、ローカス・ガスティス選手、リース・ヴァーグ選手たちである。
得点を積み重ねるローカス・ガスティス選手、リース・ヴァーグ選手
ここまで2人の外国籍であるローカス・ガスティス選手、リース・ヴァーグ選手が高い得点力を発揮している。ローカス・ガスティス選手はチーム2位の122得点を叩き出し、圧巻なのがオフェンス・ディフェンス併せて104のリバウンドを記録している。ゴール下での頼もしい存在感のおかげで、チーム全員が外からのシュートをより安心して打てており、結果として成功率をあげていると思われる。
リース・ヴァーグ選手の126得点はチーム1位であり、リバウンドもチーム2位の55回を記録している。またプレー時間はチーム最長の260minである。ローカス・ガスティス選手とリース・ヴァーグ選手、2人のビッグマンがゴール下で思い切りよくプレーし、安定したゴールを生み出すことで、スリーポイントなどの外からのシュートに、相手ディフェンスのマークが甘くなる。そうすることで外からも内からも自在に点を稼げるのが、TUBCのオフェンスを多彩なものにしている。
スリーポイントも武器の新司令塔・田口暖選手
そして彼ら外国籍の選手に指示を出し、試合を組み立てているのが、こちらも新加入のガード・田口暖選手である。厳しいディフェンスからボールをスティールして速攻につなげたり、ここぞの場面では堅実にボールを回し、フリーの選手をうまく活かす。また外からも打てるのも武器であり、スリーポイントの成功率はチーム1位の55.6%を誇る。
B3で1位を誇るチームディフェンスから、多彩なバリエーションで攻撃を展開するTUBC。まだシーズンは序盤とはいえ、楽しみな存在である。
写真・TUBC提供
公開日:2024.11.16