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妊娠をしない方法は?100%完璧に否認できない?コンドームのつけ方とは!?【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】

Text:高橋幸子

妊娠をしない方法はあるの?

妊娠しないようにすることを「避妊」といいます。一番確実な避妊方法は「性交しないこと」ですが、ここでは性交するときの避妊方法についてお話します。

ただし、使い方や状況によっては100%完璧に否認できるものではないことも覚えておきましょう。

ひとつは「低用量ピル」という女性用の薬です。脳に「妊娠している」と思い込ませることで排卵を止める方法です。生理痛の治療などにも使われます。ただし、副作用が出ることもあります。

もうひとつ、女性用の器具として、「子宮内避妊具」というものがあります。婦人科で子宮の中に装着してもらい、受精卵が着床するのを防ぎます。生理痛の治療などにも使われます。

そして一番入手しやすいのが「コンドーム」。男性が使うゴム製のカバーです。ペニスの表面にかぶせて、膣の中に精子が入るのを防ぎます。性感染症の予防にもなります。ドラッグストアやコンビニなどで購入できて、サイズ・厚さなどはさまざま。つけ方にもコツがいるので、下の図のお手本に練習してみましょう。

コンドームのつけ方【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】

コンドームのつけ方

  1. 指で押してコンドームを取り出し、表と裏を確認する
  2. 精液だまりのところをつまみ、空気をぬく
  3. ペニスの皮を根元によせて、コンドームをかぶせる
  4. 射精後はコンドームを押さえながら膣からぬき、精液をもらさないようい外し、ティッシュなどにつつんで捨てる

性感染症予防のためにも、コンドームをつけることは性交するときの基本であり、相手に対するマナーでもあります。ほかの避妊方法では、性感染症の予防はできません。ただし、コンドームでも防ぎきれないものもあり、すべての病気を回避することは難しいといわれています。

また、世の中には次のようなまちがった避妊情報も出回っているので注意が必要です。

  • 膣会射精(射精するときだけ膣から性器を出す)→製紙は射精する前から出ており、ペニスを膣に入れただけで妊娠することもあります。
  • 安全日(妊娠しづらい日があるという考え)→妊娠しにくい日はあっても、妊娠しないわけではありません。また、精子は子宮の中で数日間生きています。排卵日を確認できない人には、安全日という考え方は危ないです。

避妊に失敗したときは、72時間以内に産婦人科で処方してもらう「緊急避妊薬」を飲むと、90%近くの確率で妊娠を避けられます。あくまで最終手段ですが、もしものときのために知識としてもっておくとよいでしょう。

避妊の3つの方法

低用量ピル

  • 排卵を止める
  • 飲み忘れてしまうこともある
  • 病院で入手可能
  • 血栓症などの副作用もある

子宮内避妊具

  • 受精卵の着床を防ぐ
  • 子宮に入れるので、飲み忘れることがない
  • 病院の受信が必要
  • 病院で入手可能

コンドーム

  • 精子を膣内に入れるのを防ぐ
  • 性感染症を予防できる
  • 外れたり、破れたりして避妊に失敗することがある
  • コンビニやドラッグストアなどで購入可能

100%避妊したいなら、性交はしないこと

【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子

【書籍情報】
『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』
著:高橋幸子

男の子の「気になっているけれど、面と向かっては聞きづらいこと」パパママの「どうやって伝えたらいいかわからないこと」にこたえます!これから思春期を迎える男の子、思春期の入り口に立った男の子が知っておきたい「性の知識」をわかりやすく紹介。マンガ・イラスト図解・全編フリガナつきの読み物で、子どもひとりでも、家族でも読める1冊です。学校では教えてくれない、パパやママも伝え方がわからない、
・これから起こる体の変化と対応法
・家族や友達との距離感が変化し、心にも変化が訪れたときの対応法
・SNSや友達同士の噂に惑わされないための正しい「性の知識」の身につけ方
・体と心の変化に困ったとき、悩んだときの相談先の見つけ方
などを解説。
性教育は子どもを守るだけでなく、子どもの自己肯定感をも高めることができます。誰しも体や心に「境界線」をもっていることを学ぶので、自分も人も大切にできる・人と心地よい関係を築けるようになります。著者は、産婦人科医のサッコ先生こと高橋幸子先生。全国の小学校・中学校で性教育の講演を行ない、子どもたちの多くの質問に答え続けている高橋先生の、科学的にわかりやすく伝えるコツも満載です。

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