信頼関係を強くする
性格診断は、信頼関係を築くのに◎
関係性を深めるのに有用なことは他にもある。それは、誰にでもあてはまりそうな性格診断風に話をしてみること。「のんきそうに見えて実は真面目だよね」とか「明るく見えるけど悩みがあるんじゃないの?」など、深層心理に訴えかけるような会話をすると相手は「自分を理解してくれている」と、感じて親近感を持つようになる。この手法を「バーナム効果」といい、人との信頼関係を築く際に有効だとされている。こうした性格診断風の話は多くの人から信用を得るからだ。確かに多くの人が何かしら悩みを抱えていたり、裏腹の側面を持っているものである。そんな自分の裏側に理解がある人と思えたら信用するようになるのもうなずける。
誰にでも通用するバーナム効果
「今、悩みないですか?」
大抵の人が、少しは悩みがあるものだ。占い師風に言われると図星と思ってしまう。
表向きの性格の逆を伝える
明るい人なら繊細、静かな人なら大雑把など裏腹な自分を指摘されると、当たっていると思うもの。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇
【書誌情報】
『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』
監修:齊藤勇
「下手に出つつも、相手に仕事を押し付けたいとき」「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。
そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。
実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。
思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。
公開日:2024.12.07