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「手ごわい奴」認定されつつ好印象を与える【相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典】

Text:齊藤勇

「手ごわい奴」認定されつつ好印象を与える

ギャップ萌えはビジネスに使える

きちんと結果を出すためには、さまざまなことを想定する必要がある。だから、なんでも安易に対応してくれる人は「できる人」のように見えても、意外と抜けが多いとも見られる。逆に最初は「ちょっと手ごわいな」と思っても、仕事をやるとなったら責任感を持ってやり遂げてくれる方がありがたい。

このギャップ萌え的な効果を「ゲイン・ロス効果」という。最初にハードな側面を見せ、あとからイージーな側面を見せる。結果が問題なければ、その方が最終的には印象はよくなる。これが逆だと印象は悪くなるばかりなので、注意が必要だ。

これは、交渉や指導の際にも活用できる。肯定は、後出しすることで大きな効果を残すと心得るべし。

ゲイン・ロス効果の活用法

ビフォー・アフターの表現

最終的にいい印象を持ってもらうには最初の印象は多少悪い方がいいものだ。

ツンデレキャラは人気がある

健康優良なキャラクターよりも少し裏表があるキャラクターの方が高い支持を得ることがある。

【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇

【書誌情報】
『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』
監修:齊藤勇


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「下手に出つつも、相手に仕事を押し付けたいとき」「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。

そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。

実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。

思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。

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