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サイコパスは必ずしも犯罪者ではない!100人に1人が身近に潜むサイコパスな人とは!?【サイコパスの話】

Text:名越康文

近年、「サイコパス」という言葉をよく聞くようになりました。おそらく、ほとんどの人がサイコパスと聞くと「連続殺人犯」のような冷酷で残忍な凶悪犯罪者を思い浮かべるのではないでしょうか?

しかし、サイコパスは必ずしも犯罪者というわけではありません。むしろ、普通の人たちと一緒に普通に生活しているサイコパスのほうが多いのです。

サイコパスがどの程度存在するかは諸説ありますが、アメリカでは人口の約4%という研究結果が出ています。一方、日本を含む東南アジア地域では割合が下がり、おおよそ100人にひとりかふたりといわれています。

そもそも、サイコパスは反社会的な人格を表す診断上の概念であり、明確な定義がありません。日本では「精神病質(サイコパシー)」と呼ばれていますが、精神医学では「反社会性パーソナリティ障がい」というのが診断基準です。

その特徴を一言で表すと、「良心や善意を持たない人」となるでしょう。通常、どんな犯罪者でも良心の呵か 責しゃくや罪悪感があるものですが、サイコパスにはない場合があります。そのため、ウソをついて人をだましても、人を意味もなく傷つけたり殺しても、罪の意識を感じないことがあるという恐ろしい精神構造をしているのです。

それにも関わらず、サイコパスは人を引きつけるという、大変やっかいな特徴も持っています。そして、恐ろしいことにこうした人物が、身近に潜んでいるのです。

出典:『あなたの近くの危険な人物 図解 サイコパスの話』名越康文

【書誌情報】
『あなたの近くの危険な人物 図解 サイコパスの話』
著:名越康文

サイコパスとは、犯罪を平然と犯す、平気でウソをつき人を欺き騙すなど
「反社会的な人格」を持つ人を指す。感情に乏しく、「共感性」がない「冷徹」
な人間で、人を支配したがり、目的のためには手段を選ばないーーそんな人間が
あなたのまわりにもきっといる!本書は心理学の面に焦点をあて、社会にまぎれ、
職場、学校、サークルなどあらゆるコミュニティに、100人に1人の割合で存在す
ると言われるサイコパスを、よりわかりやすく図解する1冊。

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