相手にスキを見せることもテクニック
ISHIZEKI理論の身体操作の中では、軸を保ってバランスを取る重要さを解説しています。
じつは、バランスを「わざと崩していく」ことで動作心理につなげていくことができます。
1対1の場面で相手と対峙したときに、スキのない良い姿勢でいると相手はボールを奪いに飛び込んでくるなどの、守備のアクションがしづらくなります。
何か仕掛けてくるのではないかと構えてしまうのです。
こう構えられると、かえって突破が難しくなります。
そこで、わざと目線を下げたり、体勢を不安定にします。
そして、ボールをさらすことで相手が食いつく状況を作り出すのです。
すべてのプレーに崩す操作をする必要はありませんが、これらをコントロールできるようになれば1対1で優位な状況を作れます。ただし、身体操作を自在にできることが大前提のプレーだということは忘れずに。
出典:『サッカーレベルアップ ジュニアが絶対上達するプロのテクニック』監修/石関聖
『サッカーレベルアップ ジュニアが絶対上達するプロのテクニック』
監修:石関聖
サッカーの基本的なテクニックをわかりやすく解説した実用書。ジュニア、ジュニアユース世代をターゲットに、上達するための考え方や具体的なテクニック、基本スキルから1対1のドリブルのポイント、1人で出来るボールテクニックを上達させるための練習法など、手軽に実践できるレベルアップ方を解説します。元プロサッカー選手であり、監督経験もある監修者による実演シーンを、段階写真でわかりやすく、習得しやすいテクニックが満載です。要所にQRコードを掲載しており、監修者がYouTubeでテクニックを披露している動画も併せて確認できます。
公開日:2021.11.11