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こんな人、知り合いにいませんか?~責められると逆ギレ~【サイコパスの話】

Text:名越康文

サイコパスは、前述したように反省や後悔といった心の働きが極めて希薄です。そのため、ウソや失敗などの責任を追及されると、平然と他者に責任転嫁をしてきます。誤魔化しきれなければ、開き直ったり、無視したりします。

それでも追及の手が緩まず窮地に追い込まれると、涙、つまり泣き落としで誤魔化そうとするか、逆ギレによって相手を叩き潰してでも自分の立場を守ろうとします。

普通の人もそういった行動をとることがありますが、サイコパスが怖いのは、逆ギレした場合、何をするかわからないということです。

自分の利益のためであれば、暴力も躊躇(ちゅうちょ)なく行使できるのがサイコパス。追及している人間に対して危害を加える可能性も十分考えられるのです。相手がサイコパスかもしれない場合は、不本意かもしれませんが、責任の追及は逆恨みされない程度にとどめておくのが無難でしょう。

【書誌情報】
『あなたの近くの危険な人物 図解 サイコパスの話』
著:名越康文

サイコパスとは、犯罪を平然と犯す、平気でウソをつき人を欺き騙すなど「反社会的な人格」を持つ人を指す。感情に乏しく、「共感性」がない「冷徹」な人間で、人を支配したがり、目的のためには手段を選ばないーーそんな人間があなたのまわりにもきっといる!本書は心理学の面に焦点をあて、社会にまぎれ、職場、学校、サークルなどあらゆるコミュニティに、100人に1人の割合で存在すると言われるサイコパスを、よりわかりやすく図解する1冊。

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