ヘッドをバウンドさせてから打つと筋反応を使えて再現性が高まる
スイングでは、ある程度クラブの重さを感じて動けたほうがいい。重さを感じられるということは、筋肉の反応を使えるということ。ショットの再現性を高めるにはベストの方法です。
ということで、この練習はクラブの重さを感じつつ筋反応を使えるスイング作りに役立ちます。
セットアップしたらテークバックし、ヘッドが右45度くらいの高さにきたところで一旦止めます。そこからさらに上げて、左腕と地面が平行になるあたりで再びストップ。最初に止めた右45度のポジションとの間で、ヘッドをバウンドさせるようにクラブを上下に動かしましょう。
ここでクラブの重さを感じつつ、体を回してフェースを開くこと。絶対に閉じてはいけません。
2度ほどクラブをバウンドさせたら、その勢いを駆って振る。ボールを打ってもOKです。
出典:『世界が認めた究極のシンプルスイング キープレフト理論』著/和田泰朗
【書誌情報】
『究極のシンプルスイング キープレフト理論 実戦強化編』
著者:和田泰朗
ゴルフスイングは一般的に「振り子運動」ととらえられている。本書のスイング論である「キープレフト理論」は、クラブを体の左サイドにキープして振る考え方。クラブのグリップエンドからシャフトがもっと長くのびていて、それが体の左サイドにずっとあるように振るイメージで、スイングを「吊り子運動」を考えている。振り子運動に比べリストコックやアームローテーションへの意識は不要で、スイングの動きがシンプル、再現性が高いスイングといえる。スイングに不安を持つアマチュアゴルファーに、ぜひすすめたい。本書は、2019年に刊行した『究極のシンプルスイング キープレフト理論』に続く著書。前作のテーマ「スイング作り」を、今回は「スコア作り」に変え、「キープレフト理論」を駆使したラウンド実戦法写真を多用してわかりやすく解説する。この理論の考案者・和田泰朗プロは、世界的ティーチングプロ団体WGTF(World Golf Teachers Federation)の一人で、会員の1%しかいない「マスター」の資格を取得。さらにこの理論が認められて2019年、WGTFのティーチングプロ・トップ100に選ばれている。また、2020年には女子プロのトーナメントを運営するなど、その活動が注目されている。
公開日:2021.10.19