血液の循環によって酸素が体内に巡っていく
呼吸で取り入れた酸素を、全身の細胞に運搬する役目が血液です。酸素は毛細血管を通りますが、酸素を含んだ血液は、肺から肺静脈を通り心臓の左側に向かい全身へ送り出されます。
つまり、血液の循環によって、体内の細胞に酸素が巡っていくのです。
血流が悪くなると、体へ十分な酸素が運ばれないため、多くの不調を引き起こしてしまいます。また、酸素だけでなく、栄養や老廃物を運ぶ役割も担っているため、血行不良になると、それらが全身の隅々まで行き渡らなくなります。
そのため、体のどこかで老廃物が蓄積され、疲労物質となり、それが首や肩、背中の筋肉で滞ったときに、コリの原因となる痛みやむくみになるのです。
なぜ血流が悪くなってしまうのでしょうか? 要因は様々ですが、運動不足や生活習慣の乱れ、日頃のストレスなどが主だと言われています。
血流を改善するには、これらの問題を解決するのが一番ですが、今までできなかった人が、生活習慣を簡単に変えられるほど甘くはありません。そこで「呼吸法」が一助となるのです。
出典:『一流が実践する人生を変える呼吸法』著/宮﨑裕樹
【書誌情報】
『一流が実践する人生を変える呼吸法』
著者:宮﨑裕樹
人間が健やかに生きていくうえで大切な呼吸を整えることで、腹横筋、肩甲骨などの体幹部や臓器を活性化し、ストレッチやトレーニングの効果を飛躍的に高めるメソッドを紹介する一冊。一流のスポーツ選手や数多くの芸能人が、実際に取り組んでおり、健康を高めつつ、ストレスを軽減した生き方のヒントがここにあります。
公開日:2021.12.05
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