固定費の見直しを通じて、家計を体質改善する
貯蓄ができるように家計の体質改善をしたいなら、細かな節約をするよりも、一度、固定費を見直してみるのが効果的です。月々の家賃や住宅ローンなどの住居費、保険料、通信費など、当たり前のように支払っている固定費にも、気づかなかったムダが潜んでいるかもしれません。
例えば契約した時に比べて使用頻度が低くなっているなと感じたら、スマホのプランを見直してみる。ほとんど行かないのになんとなくジムの会費を払い続けているなら、解約する。こんなふうに定期的に固定費を見直すと、節約効果はその月だけでなく、翌月以降もずっと継続します。しかも、住居ローンの借り換えや保険の見直しなどは、食費のように継続的に我慢したりする必要がないのです。 病気を防ぐための健康なカラダづくりと同様、家計も根
本的に体質を改善することで効果が持続します。
家計のムダを省くためのテクニック
家計のムダは「このくらいなら…」と見逃している小さな出費に潜んでいます。こうしたチリツモこそが家計の体質を悪化させる要因なのです。
◆スポーツジムの月会費
月会費8000円で月1回しか通わなければ1回の利用料が8000円!飽きやすい人ほど利用しなくなってしまうスポーツジム。通う回数が少ないほど、1回あたりの利用料は高額に!
◆コンビニのATMの手数料
1回220円(時間外)として月5回おろせば1100円!コンビニATMの手数料は無料のところもありますが、時間外だと1回あたり220円のところも。
◆ローンの金利
30万円のものをローンで買って、年利が18%だとすると利息の支払いは約3万円!ローンを組めば欲しいものが
すぐ手に入りますが、お金を貯めてから購入すれば利息はかかりません。
◆映画のサブスクリプション
月額1980円として月2本しか観なければレンタルしたほうが断然お得!映画が見放題というのは魅力的ですが、ほとんど見ない人にとってはお金を捨てているようなもの。
出典:文系女子が幸せになる投資BOOK
【書誌情報】
『文系女子が幸せになる投資BOOK』
大竹 のり子 著
「数字や計算式が苦手だから…」という理由で投資に踏み出すことができない文系女子のために、難解な数式などはできる限り払拭し、文章をメインに投資の基礎知識をわかりやすくまとめました。投資信託や株式運用の基礎から、金融商品の売買のコツまで、この一冊でマスターすることができます。もちろん、女性におすすめの株商品や証券口座紹介など、実践的な情報も満載。さらに、文系女子ならではの豊かな感性を投資に生かす方法も紹介しています。
公開日:2022.04.04