効果が期待できないパターマット練習
「パッティング上達のためには家練あるのみです」というアドバイスをすると、必ず複数の人から、「パターマットを使った練習をやっている」と言われます。しかし残念ながら、パターマットを使った練習は、あまり意味がありません。
なぜか? パッティングが成功するかどうかは、いろいろな要素が絡み合ってきます。成功を100%とすると、「ラインの読み」が50%、「アドレスの正確性」が40%、そして、「打ち方」が10%となります。つまり、成否の50%(アドレスと打ち方)は家練にかかっているということになります。しかし、パターマットを使うと打ち方の10%のみしか練習できません。
その理由は、パターマットだと、自分が構えるのではなく、“構えさせられてしまう”からです。
【書誌情報】
『とことん上手くなる! パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2020.02.13