トップからダウンスウィングに入るとき、自分で「する」ことは、たった1つと述べました。「トップで右に向いた肋骨を正面に戻してやるだけ」でしたね。ただし、重要なことは「正面に戻したらすぐ止める」とも付け加えています。
ダウンスウィングで肋骨を正面に戻して、そこで急激に止めるのです。すると、インパクトに向かって下り出したアウターシェルは、つんのめるように急加速します。電車で急ブレーキをかけられると、進行方向に投げ出されるように、ガツンと加速度 が増すのです。見方を変えると、インナーコア(肋骨、背骨、骨盤)に急ブレーキをかけることでアウターシェルは猛加速し、一気に体を追い越していきます。これによってヘッドスピードが増すことはもちろんですが、左右の腕が反時計回りに回転してフェースターンが生じ、球の捕まるインパクトとなるのです。
【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2020.03.25
オススメ記事
PREVIEW
筋肉の柔らかさ=柔軟性ではない!NEXT
糖質こそ肥満解決に必要な栄養素!