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侍JAPAN監督/井端弘和が語る守り勝つチームを作った落合監督のノックとは!?【少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」】

Text:井端弘和

教えて井端さん!守備は練習しただけ上手くなる

井端弘和選手の現役当時の守備は、ライバルの名手・宮本慎也選手(ヤクルト)や鳥谷敬選手(阪神)を抑え、ナンバーワン遊撃手として一世を風靡した。「守備の匠」の技を伝授願おう。

守り勝つ「落合・中日」

――現役時代、三冠王3度の「落合博満・中日監督」でしたが、「投手力を中心とした守り勝つ野球」を標榜し、8年間でリーグ優勝4度、日本一1度。特に就任1年目の04 年度は、投手・川上憲伸、一塁・渡辺博幸、二塁・荒木雅博、遊撃・井端弘和、外野・アレックス、英智と、実にゴールデングラブ賞「初受賞」を6人も輩出。チーム守備率・991は当時のリーグ記録を樹立しての優勝でした。落合監督自らがノックバットを握りましたが、落合監督はどんなノックで選手を鍛え上げたのですか。

井端弘和の答え

捕れないところには打ちません。きちんと捕らせて、基本動作の繰り返しです。落合さんに限らず、捕れそうで捕れないようなギリギリのところに打っても、「捕る練習」なのですから何の意味もありません。打球に飛びつくのは楽だし、ギリギリのところにいったらごまかしがきくんです。ごまかしがきかないところの打球は嫌ですよ。

春のキャンプでノックを2時間とか2時間半やると、自分の中にエネルギーが残っていない感じです。でも、本数とか時間とか一切決められていなくて、守る側に任せられていました。だから、動きがよくない日は30分で自分でやめられたのです。守備は練習しただけ上手くなるし、守備練習は好きでした。

【出典】『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』 著:井端弘和

【書誌情報】
『少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」』
著:井端弘和

少年野球 デキる選手はやっている「打つ・走る・投げる・守る」

侍JAPANの日本代表監督、井端弘和氏が指導する少年野球の基本的プレー解説書。野球の根幹になる「打つ」「走る」「投げる」「守る」の4つのプレーに関して、初級・中級・上級の難易度別にステップアップできるよう写真とイラストで丁寧に解説します。世界を代表する選手も、日本の部活でプレーする選手も、この4つの基本に関して特別違うことをするわけではありません。確実にプレーを習得しステップアップしていくことで、世界レベルの基本に迫れます。「教えて井端さん」の野球コラムも章ごとに掲載。少年野球をプレーする生徒、指導者にとって、基本を見直したり、知ってるようで知らなかったプレーを見直す、必読の一冊です。

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