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お誘いでOKをもらう魔法の質問【相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学】

Text:渋谷昌三

お誘いでOKをもらう魔法の質問

希望を込めた質問で包囲網を築く

恋愛のスタートは、二人で過ごす時間をいかにつくるか、ということ。気になる相手がいるのなら、だまって見ているだけでは何もはじまりません。まずはあなたの存在を相手に意識させることから作戦を開始するのです。とはいえ、それほど親しくない人に対していきなり「食事に行きませんか?」と誘っても、よっぽどのことがない限りOKはしてもらえません。では、どうすれば「OK!」と言ってもらえるようになるのでしょうか。アメリカの心理学者のレヴィンガーは、人と人が知り合ってから恋愛関係になるまでには、4段階あると分析しています。これは、親密度の4段階理論と呼ばれています。まだお互いのことを知らない第一段階からはじまって、第二段階はどちらか一人が相手のことを知っている状態。第三段階はお互いが顔見知りになった状態。そして第四段階では知り合いから友人になり、しだいに恋愛関係になっていくとされています。当然のことながら、最低でも第三段階に持ち込むことは必須。そして、第四段階に進むためには、魔法の質問を相手に投げかけてじわじわと包囲網を築いていくのです。

最初に投げかけるのは、あなたの希望や願望を込めた小さな質問です。例えば、相手が会社の同僚なら、その人のデスクから「ちょっと使ってもいいですか?」とペンを1本借りてみましょう。これによって、「どうぞ使ってください」「ありがとうございます」といった会話が成立するようになり、小さな変化ではあるけれど、これまでとは違う関係性を二人の間に確実に築くことができるのです。

依頼の難易度を上げて罪悪感を

次のステップも小さな依頼をしてみます。「このペンが使いやすかったので、また借りてもいい?」といった気楽な依頼がいいでしょう。そして、次のステップあたりから「このペン、私もほしいので同じものを買ってきてもらえない?」などと依頼の難易度を上げていくのです。本当に買ってきてくれたらしめたもの。「お礼にコーヒーごちそうするね」といってお茶に誘いましょう。買ってきてくれなければ、2〜3回続けて「まだ買ってきてくれていないの?」と質問を。相手は、依頼に応えていないことに小さな罪悪感を抱き、さらに「こんな小さなお願いに応えられない自分には納得いかない」と思い、しだいに依頼を受け入れるようになります。ここまで来たら次のハードルを越えることも難しくありません。依頼に応えてくれたら、お礼に食事でも、と誘ってみましょう。もし断られても気にせずに、しばらく時間をおいて2回目のお誘いを。相手は、前回断ったことを悪かったと感じているため、2回目のお誘いにはOKしてくれる可能性が高まるのです。

断られても気にせず小さな依頼を積み重ねる!

ささいなお願いから親密になるテク

デートの誘いに成功!

【出典】『相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学』著:渋谷昌三

【書誌情報】
『相手の心が9割わかる 大人のブラック心理学』
著:渋谷昌三


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